この運転席まわりのデザインはエルグランドならではの斬新なコックピット感覚。

フロントシートは、約5cm後方に設置位置が変えられている。脇の部分の適度な張り出しで、体のホールド性は高い。

エルグランドは2列目シートが「天国」。車体中央ということもあって、ゆったり座れて、安定している。

3列目シートの居住空間は、2列目よりもワンランク下がるが、それでも比較的快適に過ごせる。

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室内の豪華さは群を抜く仕上がりだ

 エルグランドは、内装の豪華さも魅力のひとつ。今回のマイナーチェンジで、メーターには照明リングが付き、スイッチ類にはメッキ処理が施されて、さらに豪華さが高まった。木目調パネルとのコンビネーションも良く、チャラチャラした安っぽさのないインテリアにまとめられている。
 シート自体は、生地素材を変更したほか、フロントシートには、追突された時のむち打ち症を軽減するアクティブヘッドレストも採用されている。
 エルグランドでは、「ファーストクラス」と称しているが、XとXLの2列目シートには足を乗せるオットマンを装備して落ち着いた移動空間として演出している。
 足下はもちろん、左右、両肩まわり、頭上ともに余裕たっぷりで、何ら不満はない。
 また、8人乗り車の場合、セカンドマルチセンターシートにはフロントコンソール機能を追加するなどして、使い勝手を向上させている。
 また、3列目シートは足もとの余裕がどうしてもほしくなるところだが、このあたりも、大きな不満のないレベルに仕上げられている。
 さらに今回、3列目シートに、後方からの跳ね上げ操作機能を追加して、さらに使い勝手を高めたのがポイントだ。
 オーディオは、今回試乗はできなかったがXLグレードにBOSEサウンドシステムを標準装備して、室内空間のプレミアム感を高めている。
 また、安全面では、インテリジェントブレーキアシスト、オプションで前席緊急ブレーキ感応型プリクラッシュシートベルトなどを用意している。

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代表グレード
ハイウェイスター
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4835×1815×1910
車両重量[kg]
2130
総排気量[cc]
3.498
最高出力[ps(kw)/rpm]
240(177)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
36.0(353)/3200
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.0
定員[人]
8
税込価格[万円]
369.6
発売日
2004年8月
レポート
オートアクセル
写真
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