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スタッフのつぶやき

自動車の燃料

車の燃料には、レギュラーやハイオク、ディーゼルなど様々な種類があります。
その特徴と違い、見分け方、誤給油をした際のリスクについて解説します。

燃料の種類と違い

車の燃料には色々な種類がありますが、主なものはレギュラーガソリン、ハイオク(プレミアムガソリン)、ディーゼル(軽油)の3種類です。

燃料の種類特徴価格

レギュラー

(無鉛ガソリン)

  • 日本国内では最も一般的な燃料がガソリン
  • 日本で「ガソリン」といえば一般にこれを指す

ハイオク

(プレミアム無鉛ガソン)

  • レギュラーと同じガソリンの一種
  • レギュラーと比べてオクタン価が高く、高いエネルギー力を持つ
  • 主にスポーツカーなどの高排気量車や、輸入ガソリンエンジン車に使用される
  • レギュラーより約10~15円/L高い

ディーゼル

(軽油)

  • ガソリン同様に石油を原料に、より高い温度で蒸留した燃料
  • 効率よくエネルギー化するには高温高圧の環境が適している
  • レギュラーより価格が約20円/L安い(税額が低いため)

レギュラーとハイオクの差は「オクタン価」で示されます。純粋なガソリンは、車の燃料として使用すると異常燃焼を起こし、エンジンが不自然な動きをしたり振動が起きたりします。そのため、車の燃料としてのガソリンは、異常燃焼がおきにくいよう改良されているのです。オクタン価はガソリンとしての「燃えにくさ」を示し、数値が高いほど燃えにくくて異常燃焼を起こしにくいという特徴があります。

ただし「異常燃焼を起こしにくい」というメリットが活きるのは、ハイオクが指定されている高排気量車などの場合に限られます。レギュラーガソリンを指定されている車にハイオクを入れると、かえって燃費が悪くなる可能性があるので、給油の際には注意しましょう。



車の指定燃料の見分け方


「欲しいと思っていたあのクルマの燃料ってどれだろう?」
「レンタカーで借りているこのクルマってレギュラーガソリンで良いのかな?」
といった時には、以下の方法で調べることができます。

車の利用中に燃料の種類を調べる方法

  • 給油口の蓋やキャップを見る
  • 車検証の「燃料の種類」欄を見る

給油口の蓋やキャップには、燃料の種類を示すシールが貼られていたり、燃料の種類が印刷されていたりします。「レギュラー」「無鉛ガソリン」と記載されていればレギュラーガソリン、「ハイオク」「無鉛ハイオク」「無鉛プレミアム」と記載されていればハイオクガソリンです。「ディーゼル」「軽油」と書かれていれば、ディーゼルを給油してください。
車検証にも燃料の種類が記載されていますが、こちらはレギュラーとハイオクをまとめて「ガソリン」と書かれていることがあります。分からない場合はメーカーカタログや取扱説明書で確認するようにしましょう。

車の検討中に燃料の種類を調べる方法

  • メーカーサイトで、その車種の詳細を確認する
  • お店で質問する

メーカーのサイトには、車種ごとに燃料の種類が記載されています。中には、ガソリンとディーゼルの両方のモデルが用意されている車種もあるので、装備や色だけでなく燃料の選択肢も確認してみても良いでしょう。ディーゼルモデルがあれば、ガソリン車よりも燃料代が抑えられる可能性が高いです。



間違えて給油した場合のリスクと対処

特に注意が必要なのは、ガソリンとディーゼルの入れ間違いです。

ガソリン車に軽油を混ぜてしまうと、まず加速が鈍ります。タンクの中が軽油だけになると、

黒い排気ガスが出てエンジンが停止するとも報告されています。

逆にディーゼル車にガソリンを入れてしまうと、排気ガスが白くなってきます。

エンジン始動ができなくなることもあり、噴射ノズルや燃料ポンプの交換といった修理が必要になります。

レギュラーとハイオクは同じガソリンであり、間違えて給油しても、それだけでエンジンが壊れてしまうことはないでしょう。

しかし、燃費が低下してしまうケースもあるので、指定された燃料を使うことをおすすめします。

間違って給油してしまったことに気付いたら、走行中の場合はすぐに車を停め、エンジンを切るようにしましょう。

そして、JAFといったロードサービスに連絡するようにしてください。

日頃からガソリンスタンドでの給油ノズルの色を意識するなど、うっかり誤給油することがないように気を付けましょう。

レンタカーなど、普段とは違う車に乗る場合には特に注意が必要です。

Check! 軽トラ・軽自動車の燃料の種類は基本的にガソリン!

一般に、軽自動車や軽トラの燃料は、レギュラーガソリンであることが多いです。
軽自動車や軽トラは、名前に「軽」という字が付くために「軽油で走るに違いない」と誤解している人がいますが、軽自動車や軽トラの「軽」は、燃料の話ではありません。「普通自動車ではなく軽自動車である」という規格の話なのです。
給油口の蓋やキャップ、あるいは車検証などを確認し、誤給油がないように気を付けてください。

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