【2022年版】ミニバンのリセールバリュー
更新日:2022/05/24
買って得するミニバンをご紹介!
ミニバンは、小さな子供がいるファミリー層からの熱烈な支持を得ています。チャイルドシートを設置してもゆとりがある広々とした車内は圧迫感がなく、家族や友人との長時間のドライブにも適しています。シートを倒して使えば収納スペースを広げられ、ベビーカーやレジャー用の荷物はもちろん、長さや高さのある様々な荷物を収納することも可能です。レジャーの時には車中泊もでき、出先での子供のおむつ変えなども楽に行えるのも魅力です。そんなミニバンから、リセールバリューの高い車種TOP3をご紹介します。
【2022年度】ミニバンのリセールバリューランキング
1位 トヨタ ヴェルファイア
ド迫力フェイスが大人気
トヨタ ヴェルファイアは、2015年に登場したモデル。高い全高に大きな顔の組み合わせ、大きく見えるデザインが採用されている。
さらに、フロントフェイスは押し出し感とギラギラ感を前面に押し出し、とにかく迫力あるフェイスにこだわった。
搭載されるエンジンは、2.5Lと3.5Lのガソリン車に加え、2.5Lハイブリッドも用意。ハイブリッド車は、2トン越えの重量級ボディながら14.8㎞/L(FF、WLTCモード)という超低燃費を誇る。
ヴェルファイアの人気を支えているグレードは、700万円オーバーの価格となるエグゼクティブラウンジ。贅を尽くした内装と装備がブランドイメージを牽引している。
また、実際の人気グレードでは、ヘッドライトにワンポイントでゴールドカラーを使った特別仕様車ゴールデンアイズ系。高級ミニバンとしての魅力を凝縮したこともあり、非常に高いリセールバリューを誇る。
おすすめグレード
車種名・グレード | 代表色 |
新車時平均価格 メーカー希望小売価格(税込み) |
年式 | リセールバリュー |
---|---|---|---|---|
トヨタ ヴェルファイア ゴールデンアイズ |
ブラック系 ホワイト系 |
319.8万円〜443万円 | 2018(3年落ち) | 68%~70% |
- 2021年10月時点での、弊社の査定・買取実績からデータを算出しています
- 表記のリセールバリューの数字での買取や、実績を保証するものでございませんので、ご注意ください
2位 ホンダ ステップワゴンスパーダ
ホンダらしい独自の技術が満載
5代目ホンダ ステップワゴンスパーダは、2015年に登場。すでに、6代目が登場している。
5代目ステップワゴンスパーダは、ホンダらしさを凝縮したモデル。マイナーチェンジ前のモデルは、トヨタの大きく見える迫力系デザインと同じになるのを嫌い、ユニークさで勝負に出た。マイナーチェンジ後では、人気の迫力系に変更されている。
また、ライバル車の多くが、2.0Lガソリン車がメイン。しかし、ステップワゴンスパーダはダウンサイジングされた1.5Lターボを搭載。力強さと低燃費を両立した。
そして、リアゲートもホンダ独自のわくわくゲートが設定された。このわくわくゲートは、左右に分割して開くので、後方が狭い所でもリヤゲートから荷物の出し入れが可能。さらに、3列目シートも分割床下収納が可能なので、リヤドアから3列目シートにアクセスすることもできる。
人気を得ているのは、マイナーチェンジ後に投入された2.0Lハイブリッド車。20.0㎞/L(FF、WLTCモード)という低燃費を実現している。
人気グレードは、ハイブリッド車のG・EXホンダセンシング。最上級グレードで装備が充実。ブラックコンビシートなど、より上質感もある内装も魅力。
こうした、ホンダ独自の技術やこだわりがホンダファンを中心に根強い人気を得ていることもあり、高いリセールバリューを維持している。
おすすめグレード
車種名・グレード | 代表色 |
新車時平均価格 メーカー希望小売価格(税込み) |
年式 | リセールバリュー |
---|---|---|---|---|
ホンダ ステップワゴンスパーダ eHEV G/EXホンダセンシング |
ブラック ホワイト |
272.5万円〜367万円 | 2018(3年落ち) | 66%~69% |
- 2021年10月時点での、弊社の査定・買取実績からデータを算出しています
- 表記のリセールバリューの数字での買取や、実績を保証するものでございませんので、ご注意ください
3位 トヨタ ヴォクシー
もはや、定番化した超人気ミニバン
3代目トヨタ ヴォクシーは、2014年にデビュー。すでに、2022年1月には4代目ヴォクシーも登場している。
デビュー当時の3代目ヴォクシーには、待望の1.8Lハイブリッドシステムを搭載。当時、ライバル車はハイブリッドシステムを搭載していなかったため、ヴォクシーの人気は圧倒的で大ヒットモデルとなった。最終モデルの燃費は19.0㎞/L(FF、WLTCモード)と良好だ。ただ、1.8Lハイブリッド車はやや非力だった。
そして、非常に高い人気を支えていたのがデザイン。大きく見える迫力系で、威圧感もあり多くの顧客に支持された。しかも、マイナーチェンジでは、さらに迫力あるフェイスデザインに変更。これも大成功。
あまりに人気が高く、とりあえずヴォクシーを買っておけば間違いないという定番ミニバンとなったことも、高いリセールバリューを維持している理由でもある。
ただし、同世代のライバル車と比べると、マイナーチェンジ後のモデルは自動ブレーキなどの予防安全装備面で、やや物足りない仕様になっている。
おすすめグレード
車種名・グレード | 代表色 |
新車時平均価格 メーカー希望小売価格(税込み) |
年式 | リセールバリュー |
---|---|---|---|---|
トヨタ ヴォクシー |
ブラック系 ホワイト系 |
309万円〜396万円 | 2018(3年落ち) | 63%~65% |
- 2021年10月時点での、弊社の査定・買取実績からデータを算出しています
- 表記のリセールバリューの数字での買取や、実績を保証するものでございませんので、ご注意ください
Q 「リセールバリュー」とは
新車で同じ200万円のクルマA、クルマB
「3年後の価格」 は?
新車で購入した車が3年後にどの位の価値が残っているかを指標化したもので、リセール(再び売る)時の価値(バリュー)を残価率で示しています。
例)新型シビック・タイプRのリセールバリュー新車価格が2,835,000円の3年後の買取価格予測は167万円~192万円で、リセールバリューは59%~68%となります。
予測数値は年間走行距離8000km以内、程度良好、人気色のものを基準として算出していますが、オプションや走行距離、車の状態だけでなく、需要と供給のバランスによりリセールバリューは変わります。「リセールバリュー」は株式会社IDOMの登録商標(第4888249号)です。
この記事を執筆・監修した人
大岡 智彦
- 現在の役職・肩書
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(株)コリズム CORISM 代表取締役/編集長
「日本カー・オブ・ザ・イヤー」実行委員
- 略歴
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自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。