房総ドライブで立ち寄りたい「うな陣」海岸線を走る小旅行で見つけた名店の味は

 

房総ドライブで立ち寄りたい「うな陣」海岸線を走る小旅行で見つけた名店の味は



暑さも落ち着いてきた今日この頃、房総半島の南に位置する和田浦へとクルマを走らせました。海岸線を通る128号線は、車窓から青い海を楽しむことができ、潮の香りを感じます。

和田浦海水浴場で夏の終わりを満喫すると、時間は既に16時過ぎ。帰りに海のものでも食べて帰ろうと、128号線を東京方面へと走り出すと、鰻の模様の書かれた小さな看板が目に飛び込んできました。海で鰻か…、と思いながらも夏バテのカラダがハンドルを切らせていました。

 

 和田浦海水浴場

ところがここからが悪夢。横道に入ると、そこに広がるのは田園風景。お店がある雰囲気さえありません。「ここを右かな???」と、曲がったもののそこにも同じような風景が。「じゃあ、今度は左へ」と曲がったものの、また同じような風景が。迷路です。完全に田んぼの迷路です。しかも、これ通れるのかな…? と不安にさせる細い道だらけ。

 

迷路



探すこと15分。どうしようか、と諦めかけたその時です。柔らかな光に照らされたお店らしき建物が!その光に導かれるように到着した場所こそが、うな陣さん。

 

うな陣さん

建物は、蔵です。渋い!店内は、これは骨董屋?モナリザの絵に甲冑、等身大のおじさんなどが所狭しに並んでいます。つまり、お宝の詰まった蔵ということです。

 

こちらで用意されているメニューは、鰻の他にも焼き鳥から、お好み焼きまでバラエティ豊かです。でも、ここは初心貫徹で、鰻重を注文。すると、目の前で大将が開いた鰻を炭焼きに。

 

鰻重



来ました、来ました、タレが焼ける香ばしい匂いが。鰻好きなら、これでご飯がいけちゃうほど香りが濃厚です。待つこと、30分、ふっくらと焼きあがった鰻重が運ばれてきました。

箸を入れるのがもったいないほど、美しい焼き色です。でも、もう限界です。では一口。「やわらか~い。小骨まで柔らかい。そして、肉厚です」。名古屋の熱田蓬莱軒の鰻も絶品でしたが、こちらの鰻も濃いめの醤油タレがしっかりと染み込んでいて旨みが口の中に広がります。

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 土用の丑の日に鰻を食べ損ねていた私にとって、隠れた名店に巡り合えたのは神様のご褒美かもしれません。
お店を出て改めて周囲を見渡すと、周囲は真っ暗。何もありません。
こんな場所にも美味しいお店はあるのだと、改めて思いました。

うな陣 情報

住所:千葉県南房総市和田町柴830-1
電話番号:0470-47-2063
営業時間:17:00~23:00 (L.O 22:00)
定休日:毎週水曜日
アクセス:館山自動車道 君津ICから約1時間

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!