帰省時の運転が疲れる理由
「車で帰省するのは疲れる」と思っている人は多いですが、その理由は大きく以下の5つがあります。
- 長距離の運転で肩や腰が固まってしまう
- 空気が乾燥しているので、目やのども乾く
- 慣れない道、特に雨や雪で濡れた道で緊張する
- 子どもの退屈やトイレも気にしなくてはならない
- 渋滞でイライラしてしまう
だからこそ、この5つに対処するだけで年末年始の帰省がぐっと楽になるのです。
帰省時に注意したい5つのポイント
年末年始に車で帰省する時には、以下の5つのポイントを意識してみてください。
- ポイント①疲れにくい姿勢を意識
- ポイント②気付きにくい「隠れ脱水」に注意
- ポイント③降雪地帯でなくても冬タイヤに
- ポイント④子どもが一緒なら先回りして準備を
- ポイント⑤「新しい道」を探して渋滞回避
ポイント①疲れにくい姿勢を意識
運転で肩や腰が疲れるのは、正しい運転姿勢を保てていないのが大きな原因です。そこで車に乗る前に、シートを以下のように調整しましょう。
- シートに深く座り、腰・背中とシートの間に隙間ができないようにする
- ペダルを踏み込んだ時に、膝が伸びきらない位置にシートをセットする
- 背中をシートにつけても、腕に余裕ができるようにシートの角度を調整する
- 後頭部の中心とヘッドレストの中心の高さを合わせる
実際にシートに座ってみると、腰・背中とシートの間、後頭部とヘッドレストに隙間ができてしまう人が多いです。きちんと体重を預け、腰や首を支えることができるように、サポート性の高いクッションを使うのも効果的でしょう。
ポイント②気付きにくい「隠れ脱水」に注意
冬の空気は乾燥しているうえ、車内で暖房を使うことが多いため、運転中は思っている以上に水分が不足しています。
水分が不足すると疲れやすくなり、時に集中力が低下したり気分が悪くなったりすることもあります。目が乾燥すれば、視野もかすんで更に運転しにくくなるでしょう。
2時間で500mlのペットボトル1本分くらいは水分を摂取するように心掛けると良いでしょう。
ポイント③降雪地帯でなくても冬タイヤに
タイヤはゴムからできていますが、ゴムという素材は一般的に、低温になると硬くなる性質を持っています。そのため通常のサマータイヤでは、年末年始の寒い時期にはブレーキの利きが悪くなりますことが考えられます。
その点、スタッドレスタイヤは、寒さに強い素材から作られています。寒い時期には道に霜が降りたり、ちょっと凍結したりといったことは珍しくないので、きちんと冬タイヤに替えてから出掛けるようにしましょう。
ポイント④子どもが一緒なら先回りして準備を
子ども連れで帰省する場合、子どもが退屈して泣いたり、急にトイレに行きたがったりと何かと気を遣うことが多いものです。以下のように事前の準備や対策をしておくだけで、気疲れを減らすことができるので、できるところから取り入れてみてください。
- 子どもが寝ている間に距離を進める
- 空腹や満腹を避けクルマ酔いを予防
- ぐずった時のための遊びを用意
- 携帯トイレやおむつもクルマに常備
- 寄り道スポットを予め確認しておく
ポイント⑤「新しい道」を探して渋滞回避
渋滞につかまると、スケジュールも狂い、同乗者も不機嫌になるなど、気疲れしてしまいます。年末年始の帰省では渋滞を完全に避けることはできませんが、古いナビを使っている人の場合、スマホでも道を検索してみることで「空いている道」が見つかることがあります。
新東名ができたばかりの頃、東名高速道路では渋滞していて1時間かかる目的地に、新東名なら約10分で辿り着けたというケースもありました。ナビに乗っていない道は空いていることがあるので、特にナビデータが古い人は、スマホの地図アプリなどでもルートを探してみてください。
年末年始の渋滞
一般に、年末年始の中でも道路が混むのが12月30日から1月3日までです。特に年明けの2日3日は、初売りや観光などレジャーで出掛ける人と、帰省から帰ってきたUターンラッシュが重なり渋滞しやすいです。
「渋滞を避けたい」という場合は、この期間を避けられればベストでしょう。それが難しい場合は、早朝や深夜などピークを外すことをオススメします。
先進運転支援システムだと渋滞でも疲れにくい
最近の車には、「渋滞時のアクセルブレーキ操作を自動で行ってくれる」など渋滞時の疲労を緩和する運転支援機能も増えてきています。
ガリバーではボディタイプ別に、メーカー横断で車の安全装備を評価しランキング形式で公表しています。特に年明けからは初売りや決算セールなど「車がお得に買える時期」が続きますので、ぜひ参考にしてみてください。
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- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!