ドライバーにとって、いいクルマとはどんなクルマでしょうか?
見た目のデザインが気に入ったクルマ?
最新の機能が搭載された新しいクルマ?
それとも、燃費がよくて価格も安い経済的なクルマ?
趣味・嗜好、予算などは人それぞれですが、どんな人にとってもいいクルマとは“運転しやすいクルマ”ではないでしょうか。
運転しやすいのはどんなクルマなのか、どういう点に注意して選んだらいいのか。
本コラムでは、運転しやすいクルマと選び方のポイントを4つにわけてご紹介します。
ポイント1 ボディサイズの小さいクルマを選ぶ
「免許を取りたてで、運転に自信がない」「あまり運転をしてこなかったので不安」――こんな方には、とにかくコンパクトなクルマがおすすめです。
これくらいなら通れるだろうと進んだらこすってしまった……、
家の近所が狭い道ばかりでドキドキする……、
こんな経験がある方は意外と多いのではないでしょうか。
運転に慣れるまで、クルマの長さや横幅の感覚をつかむのは難しいもの。
ボディサイズの小さいクルマは小回りが利きますので、こういった場合にも安心です。また、サイズが小さければ駐車のときにも余裕を持って停めることができるでしょう。小さいクルマの代表格といえば軽自動車。運転に自信がない方や免許取りたての初心者には、特におすすめです。
ポイント2 ボンネットの長さも考慮して
これも運転に自信がない方向けになりますが、ボンネットの短いクルマも運転しやすいといえるでしょう。
ボンネットとはクルマの前面の「鼻」の部分のこと。
ボンネットが長いクルマだと、ドライバーとクルマの先端の距離が離れてしまうため、
長さの感覚がわからなくなってしまうのです。
ハイト系、スーパーハイト系と呼ばれる車は、ボンネットが短いクルマが多く、荷物もたくさん載せられるので、運転に自信のない子育てママたちからも人気を集めています。こちらのページで、軽自動車ハイト系・軽自動車スーパーハイト系をチェックしてみてください。
ポイント3 視点の高さと視野の広さが重要
ぶつけたり擦ったりする心配が少ないものだけが、運転しやすいクルマではありません。
運転していて疲れにくいというのも重要なチェックポイントです。
疲れにくいクルマの条件は、視界がしっかりと確保されていること。
視界が確保できていないと、大きく身体を乗り出して前方を確認したり、何度も後ろを振り返ったりといった動きを繰り返さなければならず、それだけで疲れてしまいます。
十分な視界を得るためには、視点の高さと視野の広さが必要です。
具体的には、座面の高いクルマ、そして前方の柱(フロントピラー)が細く邪魔にならないクルマを選ぶといいでしょう。代表的な車種としては、ミニバンやSUVが挙げられます。
こちらのページで、ミニバン・ミニバンスモール・SUVをチェックしてみてください。
ポイント4 自分の身体に合っているか
小回りの利くコンパクトなクルマでも、十分な視界があるクルマでも、ドライバーの身体の大きさに合っていなければ、運転しやすいクルマとはいえません。
ほとんどのクルマはシートの位置や角度、高さを自分に合わせて調節することができます。それにより運転のしやすさは格段に上がりますが、それでは対応しきれない場合もあるのです。
たとえば小柄な女性が、大きなサイズの外国メーカーのクルマを運転するとき。
目いっぱい足を伸ばさないとブレーキやアクセルペダルに届かなかったり、視点が低くなったりしてしまうことが考えられるでしょう。逆に長身の方や大柄な方がコンパクトカーを運転していると、窮屈に感じて疲れてしまうかもしれません。見た目やメーカーにこだわるのも大切ですが、自分の身体に合うクルマを選んで、快適なカーライフを送ってみてはいかがでしょうか。
こちらのページもクルマ選びの参考にしてみてください。
運転のしやすいクルマとその選び方をご紹介してきましたが、すべてのポイントを満たすクルマとなると、意外と少ないかもしれません。
上記のような運転のしやすさに加えて、家族構成やライフスタイル、趣味・嗜好も考慮して、自分だけの愛車を探してみてください。
- written by norico編集部
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クルマのことはいろんなサイトに情報が載っているけど、言葉もわからないから調べるのも大変・・・。「クルマのわからないことを、どんなひとにも、わかりやすく。」をモットーに、いろんなテーマで記事を執筆。norico編集部に取り上げてほしいトピックや質問、ダメ出しなど、随時募集中。