ドライブレコーダーのステッカーの種類と効果的な貼り方

ドライブレコーダーのステッカーの種類と効果的な貼り方

近年問題になっている「あおり運転」。その証拠となるツールとして、ドライブレコーダーが注目されています。

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加えて、ステッカーを使ってドライブレコーダーの設置を周りに知らせると、あおり運転の抑止力アップにつながります。ステッカーの選び方や貼り方を間違えてしまうと、周囲に対する抑止力としての効果を期待できなくなります。

今回は、ステッカーの選び方や貼り方のポイントについてまとめてみました。

ドライブレコーダーのステッカーを貼る目的とは?

ドライブレコーダーを装着することによる大きなメリットは交通事故の検証でしょう。車同士の接触事故となれば、お互いの主張が食い違いトラブルになるケースも少なくありません。

ドライブレコーダーには多くの情報が蓄積されているため、何かしらの犯罪があれば、その情報と照らし合わせることで犯罪者の特定に役立ったりもします。

運転の安全を守る、ドライブレコーダーとは?のコラムが公開されたらリンクを貼る

しかし、ドライブレコーダーの価格は、工事費を含めて3~5万円程度と高額になるため、簡単には取り付けられないこともあるでしょう。

すぐにドライブレコーダーを取り付けられない時は、車にドライブレコーダーのステッカーを貼っておく方法があります。

ステッカーを貼るだけで、その車は常時ドライブレコーダーで録画しているとカモフラージュできるため、あおり運転など迷惑行為をする車に対しての抑止力になります。

もちろん、すでにドライブレコーダーを取り付けている人でもステッカーを貼っておくことで、未然に被害を防ぐことができます。

実際にドライブレコーダーのステッカーを貼っている人の意見を聞くと、

「一度近付いてから離れる車もいるため、ステッカーの効果はある」
「流れを無視した乱暴な運転をする人も近づくと一定の距離を開けてくれる」
「気にしない人はしないが、あおられる事はなかった」

など、ステッカーの効果があるといった意見が多いようですね。

ドライブレコーダーのステッカーは4種類

ドライブレコーダーのステッカーはさまざまなタイプがあり、大きく分けると以下の4つに分類されます。

  • シールタイプ
  • マグネットタイプ
  • 吸盤タイプ
  • マーキングフィルムタイプ

それぞれ詳しくご紹介します。

ガラスに直接貼るシールタイプ

ガラスに直接貼るシールタイプは、普通のシールではなく防水処理がされているため、雨風にさらされても簡単にはがれません。

そのため、一度貼り付ければ何もしなくてもいいというメリットがあり、安いものであれば数百円で購入することもできます。

ただしボディに長期間貼ったままだと、シールのまわりが塗装の日焼けによって色褪せます。はがしたときに跡が残ることがあるため、貼る位置に注意しましょう。

車体に貼れて取り外し可能なマグネットタイプ

裏面がマグネットになっているため、金属部分であれば簡単に脱着できます。状況によって付け外したい人やボディにステッカーを貼りたくない人におすすめです。

マグネットで貼り付ける「初心者マーク」をイメージするとわかりやすいでしょう。

ボディなどの曲面に貼る時は、走行中に脱落する可能性もあるため、落ちない場所に貼る必要があります。
また、貼ったまま長期間放置するとボディにくっついてしまうこともあるため、貼りっぱなしは避けましょう。

車内のリアウィンドウに付ける吸盤タイプ

プラスチック製の札に吸盤が付いたタイプで、ガラスや車体に貼らないで済むため、ステッカーによる日焼けの心配が必要ありません。

ステッカーを貼りたくない人やマグネットを付けたくない人におすすめです。

吸盤を車のリアウィンドウの内側に貼り付けるだけのため、マグネットタイプと同様に取り外すことができます。

デザイン性の高さが魅力のマーキングフィルムタイプ

マーキングフィルムタイプ(カッティングシート)は、すっきりしたデザインが好きな人におすすめです。

また、フィルムを切って製作するため、細かすぎるデザインはできませんが、自分だけのオリジナルなものも作ることができます。

貼り付けるにはコツがいりますが、慎重に行えば初心者でも行うことができます。

ドライブレコーダーステッカーを選ぶ4つのポイント

ドライブレコーダーステッカーは、迷惑運転や犯罪防止につながるため、効果的なものを選びたいですよね。

ドライブレコーダーステッカーを選ぶときのポイントとして、以下の4つです。

  • 車体と似た色にしない
  • 見やすいサイズにする
  • 目に着きやすい位置に貼る
  • 「後方」の録画中をアピールする

車体と似た色にしない

ボディと同じ色のステッカーだと同化してしまうので、後ろの車から見えにくくなります。そのため、できればボディの色と異なる色のステッカーを選ぶことをおすすめします。

たまに窓ガラスの内側から見えるように貼り付けている車もいますが、光の反射具合によって見えにくくなることもあるため、避けたほうがいいでしょう。

見えやすいサイズにする

せっかくステッカーを貼り付けても、文字が小さいと見えない可能性があります。これだとステッカーを貼った意味がありません。

そのため、ステッカーを購入するときは遠くからでも文字やマークが見えるか確認してから購入しましょう。

目に着きやすい位置に貼る

ステッカーの目的は、後続車のドライバーに気付いてもらうことなので、パッと見て気付きやすい場所に貼りましょう。

例えばトランクやテールゲートの場合、ドライバーの目線の高さの位置やテールランプの近くに貼りつけたりするのもいいでしょう。

反対に、ウインドウガラスに貼っている車庫証明のステッカーや、低排出ガス車のステッカーを貼っている場所の近くでは気付かれない可能性があります。

また、ステッカータイプ以外のものは、走行中に落ちないところに取り付けることも重要です。

「後方」の録画中をアピールする

あおり運転を防止するためには後方もカメラで録画していることをアピールしているステッカーを貼ると効果的です。

「後方を撮影中」と書かれていると、後続車のドライバーはおかしな動きをしにくくなるため、迷惑運転のしようがありません。

完全オリジナル!ドライブレコーダーステッカーを自作する方法

ドライブレコーダーステッカーはパソコンとプリンターがあれば自作することができますので、作り方をご紹介します。

市販されているステッカーで、パッとするものが見つからない、他の人と違うオリジナルのステッカーを作りたい人は自分で作ってみてはいかがでしょう?

ステッカー作りに必要なものは、

  • ステッカーのデザインデータ
  • プリント用フィルムラベル(ステッカータイプやマグネットタイプの用紙があります)
  • 透明UVカットフィルムラベル(ステッカーの日焼け防止)
  • カッターナイフやハサミ、定規などのカットする道具

ステッカーを作る手順は以下の通りです。

  1. プリント用フィルムラベルにステッカーのデザインデータを印刷する
  2. 透明UVカットフィルムラベルを印刷したプリント用フィルムラベルに貼り付ける
  3. カッターやハサミで使用する部分を切り取る

ステッカー選びは自分好みでOK!注意すべきは適切な位置に貼ること

ステッカーは大きく4種類ありますが、好みや用途によって自由に選ぶことができます。

しかし、貼り付ける位置は後続のドライバーの視界に入らなければ意味がありませんので、むやみに貼らず、効果的な位置を探すことが大切です。

また、ドライブレコーダーを取り付けているのであれば、被害も受けてから活用するのではなく、ステッカーも上手く活用し、被害を未然に防いでいきましょう。

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!