【ペーパードライバー必見】紛らわしい標識と新設されたルール

【ペーパードライバー必見】紛らわしい標識と新設されたルール


紛らわしい標識3選

標識の中には「色が違うだけ」「モチーフがよく似ている」など非常に紛らわしいものがあります。うっかり間違えると逆走になったり、クルマが走れないエリアに侵入してしまう可能性もあります。しっかり確認しておきましょう。

「一方通行」と「左折可」「指定方向外進行禁止」

「一方通行」とよく似ているのが「左折可」「指定方向外進行禁止」の標識。

「左折可」は「その時の信号の色に関わらず左折できる」という意味です。一方通行と勘違いして信号で止まっていると、周りの迷惑になります。また曲がった先が一方通行とは限らないので、対向車がいても驚かないようにしましょう。

「指定方向外進行禁止」は「指定された方向以外には進めない」という意味です。例えば上記の標識の場合、右折はできないので注意してください。

「進入禁止」と「通行止め」

「進入禁止」と「通行止め」も紛らわしい標識です。

「進入禁止」は「この方向から進んではいけない」という意味であり、クルマそのものの通行が禁止されている訳ではありません。そのため対向車が出てくる可能性があります。

それに対して「通行止め」は「車両が一切入れない」という意味です。そのため向こうからクルマが来る可能性もありません。

どちらも「これ以上は進めない」という意味では同じですが、「他のクルマが出てくる可能性」という点では異なるので注意しましょう。

「横断歩道」と「学校、幼稚園、保育所等あり」「歩行者専用」

横断歩道を通行する際には「歩行者に道を譲ること」「追い越しや追い抜きは禁止」など様々なルールがあります。横断歩道があるところには「横断歩道」の標識があることが多いですが、紛らわしい標識が2つあります。

1つが「学校、幼稚園、保育所等あり」で、横断歩道とは異なり黄色い標識をしています。「近くに学校等がある」ことを示しており、飛び出しなどに注意して走る必要があります。

もう1つが「歩行者専用」の標識で、こちらは色も青く紛らわしいです。この標識があるところはクルマは入れません。横断歩道と勘違いして侵入しないように注意しましょう。

また横断歩道の標識の代わりに、路面にひし形のマークが描かれていることがあります。以下の記事で併せてチェックしてください。

新設されたルールも確認

久々に運転するなら、併せてチェックしたいのが新設されたルール。「そんなルール知らなかった」「気づかないうちに違反していた」といったことがないように、予め確認しておきましょう。

「チェーン規制」の標識の新設

2018年12月に新設されたのが「チェーン規制」の標識。この標識が出ているところは、チェーンを装着したクルマしか走れないというルールになっています。それまでの「チェーン規制」と異なり、スタッドレスタイヤやスノータイヤを履いているだけでは不十分です。

この標識が出される可能性がある道は予め決められているので、冬に雪深い地域に行く可能性がある場合は「チェーン規制の標識はどんなデザインなのか」「チェーン規制が出される可能性がある対象エリアになっていないか」など確認しておきましょう。

「ながらスマホ」の規制強化

2019年12月に「ながらスマホ」への規制も強化されました。具体的には以下のような行為が違反になります。

  • 走行中にスマホを含む携帯電話、車内電話、トランシーバーを手に持ち通話すること
  • 走行中にカーナビや携帯電話、パソコンやゲーム機の画像を見つめること(※「見つめる」の定義は明確には決まっていないが、2秒程度が一つの目安)

自治体によっては、さらに厳しいルールを設けているところもあります。懲役や罰金の対象にもなりえる重大な違反ですので、しっかりとルールを確認してクルマに乗りましょう。

久々の運転なら運転のコツもチェック

「運転が久しぶり」「ペーパードライバーだから不安」という人は、運転のコツもチェックしておきましょう。右折、高速運転、車線変更などのポイントを押さえておくと安心です。

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!