スマホ(iPhoneやAndroid)やタブレット、電子タバコなどの充電に役立つ車の充電器。シガーソケットに挿せば簡単に利用でき、現在は急速充電できるものやワイヤレス充電器、タイプC対応の製品も多いです。ここではカーチャージャーとワイヤレス充電スマホスタンドのおすすめ製品をランキング形式でご紹介しています。
カーチャージャーとは?その使い方
カーチャージャーとは、車内でスマホやタブレットを充電できる車載用充電器のことです。複数のガジェットを充電する場合や急速充電したい場合に役立ちます。
使い方は、カーチャージャー本体をシガーソケットに差し込むのが一般的です。ただし近年では、タイプCのケーブルを利用するワイヤレス充電器なども増えています。
カーチャージャーの選び方
現在は多くのカーチャージャーが販売されていますが、選ぶ時には以下の4つのポイントを押さえましょう。
- ポイント①急速充電の可否
- ポイント②ポート数と端子の種類
- ポイント③対応電圧
- ポイント④その他の機能性
ポイント①急速充電の可否
車移動においては短時間で車を降りるケースも多いため、急速充電できるタイプが望ましいです。特に、以下のような表記がある製品を選ぶと良いでしょう。
- USB PD(Power Delivery)
- QC(Quick Charge)
- Power IQ
USB PDとQCは高速・高出力に対応した充電規格で、Power IQはモバイル充電大手Anker社の急速充電技術の名称です。これらの記載があれば、品質の保証になります。
QCにはいくつかのバージョンがあり、「QC3.0」または「QC4.0」であればタブレットなどもフルスピードで充電できます。
急速充電を行う際は、カーチャージャー本体だけでなくケーブルも急速充電に対応したものでなければいけません。USB PDやQCに対応している製品や、Apple社のガジェットを充電するのであればLightning (ライトニング) ケーブルを使いましょう。
ポイント②ポート数と端子の種類
カーチャージャーでは、タイプAやタイプCのポートを複数搭載しているものも多いです。充電したいガジェットの数や種類、使用するケーブルの種類に合わせて、搭載しているポート数や端子の種類を選ぶようにしましょう。
USB端子にはいくつか種類がありますが、一般にタイプAよりタイプCの方が大電力で、充電速度が速い傾向があります。そのため充電速度にこだわるなら、タイプCに対応した製品がおすすめです。
ポイント③対応電圧
車の対応電圧は主に2種類で、一般的な乗用車では12V、トラックでは24Vが多いです。カーチャージャーを選ぶ場合も、この電圧に対応した製品を選びましょう。なお、最近はこの双方に対応している製品が多いです。
ポイント④その他の機能性
その他の機能性としては、「ワイヤレス」「ケーブル付き」「FMトランスミッタ―機能付き」などがあります。
例えばFMトランスミッター付きであれば、FMラジオの周波数を使ってスマホなどの音楽をかけることができます。Bluetoothを利用できない場合におすすめです。
【関連記事】車とスマホのBluetooth接続で音楽を聴く方法
現在人気のタイプは?
カーチャージャーに求める性能は人それぞれで、ECサイトなどの人気ランキングでも様々な製品がランクインしています。ここでは、主に人気のあるタイプを3つご紹介します。
安価なシンプルタイプ
シガーソケットに差し込むだけのシンプルな製品は、500円~2,000円程度で購入できます。コンパクトで内装を邪魔しない点が魅力です。
ただし機能は最低限で、サイズも小さいことからポート数も1~2口が多いです。「まずは充電できれば良い」という人にお勧めします。
便利なケーブル付きタイプ
ケーブル付きのタイプは、「うっかりケーブルを持参し忘れた」といったリスクを避けられます。また巻き取り式であれば、長いケーブルが邪魔になる心配もありません。ただし、シンプルなものよりも本体サイズが大きくなる傾向があります。
スマホ特化型のワイヤレス充電器
ワイヤレスタイプは、カーチャージャー本体がスマホホルダーにもなります。設置位置も調整しやすく、スマホをナビ代わりに使う場合などには便利です。
ただし充電の速さを重視するなら、有線タイプをお勧めします。またケーブル不要と言っても、実際にはカーチャージャー本体の充電が必要です。
【注意】ながらスマホは絶対にしない
ワイヤレスタイプの充電器はスマホ画面を見やすいですが、運転中にスマホなどを注視することは道路交通法で禁止されています。ながらスマホの詳しいルールは以下の記事を参考にしてください。
有線カーチャージャーおすすめランキング
有線タイプのカーチャージャーは、出力の大きい製品であればタブレットやノートパソコンなどの急速充電も可能です。ここではおすすめ製品TOP7をご紹介します。
順位 | メーカー/製品名 | Amazon 価格 |
最大出力 | ポート数 | 対応端子 | Amazon 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Anker「323 Car Charger」 | 2,302円 | 52.5W | 2口 | タイプA/C | 4.5 |
2位 | エレコム「MPA-CCL04BK」 | 1,755円 | 24W | 1口 +ケーブル |
タイプA Lightning |
4.3 |
3位 | エレコム「EC-DC04BK」 | 1,233円 | 30W | 3口 | タイプA | 4.3 |
4位 | AINOPE「H79」 | 1,439円 | 72W | 2口 | タイプA/C | 4.1 |
5位 | ベルモンド「B0820」 | 1,798円 | 30W | 2口 | タイプA/C | 4.2 |
6位 | Anker「535 Car Charger」 | 4,490円 | 67W | 3口 | タイプA/C | 4.7 |
7位 | サンワサプライ「CAR-CHR75U」 | 1,850円 | 9.6A | 4口 | タイプA | 4.6 |
※Amazon価格及び評価は2024年2月3日時点の情報です。
1位 Anker「323 Car Charger」
- Amazon価格:2,302円
- 急速充電:可能
- 最大出力:52.5W
- ポート:2口(タイプA/C)
- 対応電圧:12/24V
1位は大手モバイル充電ブランドAnkerの製品。ブランドに対する信頼性の高さや程よい価格設定に加え、30Wの出力が可能なUSB-Cポート(PowerIQ3.0)を備えている点を評価しました。タブレットやノートPCも難なく充電できます。
2位 エレコム「MPA-CCL04BK」
- Amazon価格:1,755円
- 最大出力:24W
- 急速充電:可能
- ポート:1口(タイプA)
- ケーブル:1本(Lightning)
- 対応電圧:12/24V
2位はエレコムのケーブル付きカーチャージャーです。USB-Aポート1口とApple製品を充電できるLightningケーブルを搭載。iPhoneなどであれば「ケーブルを忘れて充電できない」といった事態を防ぐことができます。
なお、Lightingケーブルの代わりにタイプCケーブルを搭載した製品もあります。
3位 エレコム「EC-DC04BK」
- Amazon価格:1,233円
- 急速充電:可能
- 最大出力:30W
- ポート:3口(タイプA)
- 対応電圧:12/24V
こちらの製品は充電するものが多数ある場合に便利なカーチャージャーです。コンパクトなサイズ感ながら、3台のガジェットを同時充電できます。QC3.0に対応した最大出力18Wのポートを1口備えており、コストパフォーマンスに優れている点がポイントです。色で充電状況を知らせる機能も付いています。
4位 AINOPE「H79」
- Amazon価格:1,439円
- 急速充電:可能
- 最大出力:72W
- ポート:2口(タイプA/C)
- 対応電圧:12/24V
AINOPEもモバイル製品を多く扱っているメーカーで、コストパフォーマンスに優れた製品を販売しています。USB-AポートはQCに、USB-CポートはPDに対応しており、ともに最大出力は36Wと優秀。2台のガジェットを同時に急速充電できます。
5位 ベルモンド「B0820」
- Amazon価格:1,798円
- 急速充電:可能
- 最大出力:30W
- ポート:2口(タイプA/C)
- 対応電圧:12/24V
ベルモンドはガラスフィルムや液晶保護フィルムを中心に販売している国産メーカーですが、カーチャージャーも扱っています。QC3.0対応のUSB-AポートとPD対応のUSB-Cポートを備えており、後者ではiPhone14を30分で50%まで充電できます。
6位 Anker「535 Car Charger」
- Amazon価格:4,490円
- 急速充電:可能
- 最大出力:67W
- ポート:3口(タイプA/C)
- ケーブル:1本(タイプC)
- 対応電圧:12/24V
こちらはAnker製品の中でも3口のポートを備えている製品です。魅力は最大67W出力のUSB-Cポート(PD対応)で、MacBook Pro (13インチ、M1、2020年製)でも2時間半弱で満充電できます。 高性能であるものの価格が高いため、今回は6位としました。
7位 サンワサプライ「CAR-CHR75U」
- Amazon価格:1,850円
- 急速充電:可能
- 最大出力:9.6A
- ポート:4口(タイプA)
- 対応電圧:12/24V
国産メーカーのサンワサプライが販売している、4口のUSB-Aポートを備えたカーチャージャーです。シガーソケット差し込み部分に2口、延長ケーブルの先に2口のポートを備えているため、1列目と2列目の座席で使うことができます。家族でスマホなどを充電する場合に便利です。
ワイヤレススマホ充電器おすすめランキング
スマホホルダーにもなるワイヤレス充電器では、マグネットでスマホを固定する製品の人気が高まっています。ただし非対応機種も多いので注意が必要です。以下ではおすすめ製品のTOP3をご紹介します。
順位 | メーカー/製品名 | Amazon 価格 |
最大出力 | スマホ固定 | Amazon 評価 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | ESR「HaloLock車載磁気ワイヤレス充電器」 | 2,634円 | 15W | マグネット | 4.3 |
2位 | セイワ「IMP220」 | 5,980円 | 15W | マグネット | 4.5 |
3位 | JAPAN AVE.「Qi対応自動開閉車載ホルダー」 | 3,480円 | 15W | 自動開閉 | 3.9 |
※Amazon価格及び評価は2024年2月6日時点の情報です。
1位 ESR「HaloLock車載磁気ワイヤレス充電器」
- Amazon価格:2,634円
- 最大出力:15W
- スマホ固定方法:マグネット
- 充電器固定位置:エアコン噴出口
ESRは香港に本社を構えるスマホアクセサリーメーカーで、車載用スマホワイヤレス充電器を多数販売しています。こちらの製品はiPhoneシリーズ(iPhone12以降)に対応し、15Wでの急速充電が可能。安価で性能に対する信頼性も高いことから1位としました。
2位 セイワ「IMP220」
- Amazon価格:5,980円
- 最大出力:15W
- スマホ固定方法:マグネット
- 充電器固定位置:ダッシュボード等
国産メーカーのセイワが販売するIMP220は、2023年9月に登場したばかりの製品です。現在人気上昇中のマグネットタイプで、様々な機種に対応しています。また、ダッシュボードやカーナビディスプレイ近辺など、好みの位置に取り付けられる点も魅力です。
まだユーザー評価を充分に得られていないことと、価格の高さから今回は2位としました。
3位 JAPAN AVE.「Qi対応自動開閉車載ホルダー」
- Amazon価格:3,480円
- 最大出力:15W
- スマホ固定方法:自動開閉
- 充電器固定位置:ダッシュボード又はエアコン噴出口
スマホを置くと自動検知して固定するタイプのワイヤレス充電器です。国産メーカーで信頼性が高く、また吸盤マウントと通気口マウントの2つのホルダーが付属で付いてくるので、設置場所を選ぶことができます。価格も安く、コスパに優れた製品として3位に選びました。
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- Supervised by norico編集長 村田創
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中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!