新車購入の際には、値引きしてもらうことを前提として交渉しないと損をしてしまう可能性があります。では、どのぐらいが値引きの相場なのでしょうか。購入時期やメーカー、車種によってその相場もまちまちですが、意外に値引きには応じてもらえるものです。そして手間暇をかければかけるほど、値引き率も上がる傾向にあります。
今回はお得に新車を購入するテクニックをご紹介します。
- 値引きのテクニック① 値下げ額の相場を調べる
- 値引きのテクニック② ディーラーのスタッフと良好な関係を築く
- 値引きのテクニック③ ライバル車種の見積もりを複数依頼する
- 値引きのテクニック④ セールの時期を狙う
- 値引きのテクニック⑤ 下取りの価格アップの話は要注意
値引きのテクニック① 値下げ額の相場を調べる
交渉は現実的な値下げ幅で
購入する側としては値下げの額が大きいほどうれしいでしょうが、ディーラー側は利益を確保するためにできる限り値下げ幅を小さくしたいものです。 とはいえ、クルマが売れなければ利益はゼロですから、ある程度の利益が出る額までの値引きなら、交渉に応じてくれるでしょう。
また、例外の車種もありますが、価格が高いクルマほど値下げを期待でき、低いクルマは値下げ額が少ない傾向にあります。そこで事前に知っておきたいのは、現実的な値下げ額です。始めから現実的ではない値下げを要求するのは販売店の心証を悪くするので避けた方がいいでしょう。
目安の値下げ額を調べておきましょう
インターネットで目的の車種の購入体験談・口コミなどを調べて、値引きの目標額を設定しておきましょう。ただし、店舗ごとに値下げ可能額が決まっているので、同じクルマを購入するにしても、必ず調べた最低の額まで下がるとは限りません。目安程度の情報として捉えておきましょう。
値引きのテクニック② ディーラーのスタッフと良好な関係を築く
販売店スタッフとは良好な関係を築いて
たとえお客だからといっても、横柄な態度をとる人が販売店スタッフから好かれることはないでしょう。人によって区別をするわけではありませんが、印象が悪い人よりも好印象の人にサービスをしたくなるのが人間の心理というものです。定期的なメンテナンスやアフターフォローなど、ディーラーとは末長く付き合うことになるケースが多いものです。よい人間関係が築けるように心がけましょう。
おトクな情報が得られることもある
一方的に自分の意見や要望を押し付けるのは避けた方がいいでしょう。ディーラーのスタッフはクルマのプロですので、アドバイスを求めたり、相談したりして頼ってみてはいかがでしょうか。例えば、ディーラーオプションについて相談をしているうちに、お得なサービスがあるという情報が得られたり、オプション自体を値引きしてもらえたりすることもあるかもしれません。
値引きのテクニック③ ライバル車種の見積もりを複数依頼する
どのクルマにも他メーカーに同じクラスのタイプのライバル車種があります。ディーラーにはライバルの存在を匂わせ、欲しい車種が決まっていても迷っているフリをするのも一つの手です。相手にお客を取られると危機感を抱かせられれば、値引き額がアップするかもしれません。
値引きのテクニック④ セールの時期を狙う
ディーラーにより異なりますが、6月や9月、11月〜12月、2月〜3月はクルマのセールの時期といわれています。特に3月は決算期で、メーカーは1台でも多く売るためにディーラーに様々な施策を展開させます。
輸入車なら10月以降がおすすめ
輸入車の場合、10月以降にかけて翌年度のモデルが輸入されてくるので、在庫セールを狙ったり、それを理由に値引きを交渉してみるのもいいでしょう。同じようにフルモデルチェンジの新車が出る直前も狙い目です。フルモデルチェンジの情報はカーマガジンを見て得たり、ディーラーに直接聞いて確かめましょう。
値引きのテクニック⑤ 下取りの価格アップの話は要注意
クルマの下取りをしてもらおうと考えている場合は、下取りあり・なしの両方で見積もりを出してもらうようにしましょう。よくあるのが、商談の際に新車を値引きする代わりに、下取り額をアップしますという話です。アップした金額が中古車買取店よりも安い場合があります。詳しくは下記の記事で「下取りと買取の違い」を読んでみてください。
今乗っているクルマの買い取り相場をチェック!
ウェブサイト上でまずは今の車の買取相場を調べてみましょう。こちらのページで、車種別の買い取り相場を確認することができます。
その価格を引き合いに出して、適正な価格で下取りしてもらいましょう。また、どうしても下取り価格に納得がいかない場合は、中古車買取店を利用するのもおすすめです。
新車をお得に購入するためのテクニックをご紹介してきました。
いずれの場合でも、ディーラーと良好な関係を築くことは大前提となります。ディーラー側にも値引きできる車とできない車、値引き額の上限など、それぞれ事情がありますので、無理な値引きを要求するのではなく、上手に交渉をしてお得に車を手に入れたいものですね。
- written by norico編集部
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クルマのことはいろんなサイトに情報が載っているけど、言葉もわからないから調べるのも大変・・・。「クルマのわからないことを、どんなひとにも、わかりやすく。」をモットーに、いろんなテーマで記事を執筆。norico編集部に取り上げてほしいトピックや質問、ダメ出しなど、随時募集中。