セレナの中古車価格が安いのには、理由があります。中古のセレナが安く売られている理由や購入時の注意点を知り、自分にぴったりの1台を見つけましょう。
どの程度の予算で探したら良いか分からない…
セレナの中古車相場
現在のセレナの新車時価格と中古車相場は以下の通りです。
- 新車時価格:276.9万円~479.8万円
- 中古車相場:5万円~515万円
なお中古車相場の最高価格が高いのは、既に新型6代目の登録済み未使用車(※)が出回っているからです。
※新車時価格及び中古車相場はガリバー「車カタログ」より引用。2023年7月4日情報
※登録済み未使用車は、車両登録済みで、且つ実際の運行には使用されていない車両のこと
2019年式e-POWERで200~300万円
冒頭の中古車相場は、中古車として販売されているセレナ全体の相場です。もう少し具体的な相場価格をご紹介すると、例えば2019年式セレナe-POWERなら車両価格が200~300万円程度です。
セレナは2022年11月末にフルモデルチェンジしており、型落ちした5代目の価格が下がってきています。人気モデルのハイウェイスターシリーズ(e-POWER)でも、2019年式なら250万円前後の車両が多数あります。
セレナの中古車が安い理由3つ
セレナの中古車価格が安い理由は、主に以下の3点です。
理由①流通量が多いから
中古車相場は需要と供給のバランスで変動します。そのため流通量が多いと相場価格が下がりやすいです。
セレナは1991年から販売されているロングセラーで、総じて流通量が多いです。特に5代目で登場したe-POWERモデルは、発売直後からヒットしました。現在はこうしたモデルも中古車として販売されています。ライバルのヴォクシーと比べても、中古での流通量が多いです。
理由②ガソリン車の人気が低いから
セレナのパワートレインは、ガソリンとe-POWER(ハイブリッド)の2種類です。セレナではe-POWERの方が圧倒的に人気であり、人気のないガソリン車は中古車価格が安いです。このガソリン車の存在が、「中古のセレナは安い」という印象をより強めていると考えられます。
中古でセレナを買う時の注意点は?
流通量の多さなどから、中古のセレナは買い得感のある車両も多いです。しかし中には状態の悪い車両もあるので、以下の点に注意して選びましょう。
相場価格から外れる車両は選ばない
これはセレナに限らず全ての車両に言えることですが、中古車には相場価格が存在します。相場価格より大幅に安いクルマは、修復歴や水没車など何らかのマイナス要素があると考えられます。
同年式・同じような走行距離のクルマと価格を比較し、あまりに安い場合は敢えて選択肢から外した方が良いでしょう。
スライドドアの状態をチェック
セレナのような大型車両では、電動スライドドア搭載車を選ぶ人が多いでしょう。スライドドアは故障しやすい箇所であり、その中でも電動スライドドアはトラブルが多いと言われます。
e-POWERはバッテリー状態の確認必須
e-POWER搭載車の場合、バッテリーの状態は必ず確認しましょう。販売員に頼めば、電圧のばらつきを数値化した「Δ(デルタ)SOC」でバッテリー状態を確認してもらえる可能性があります。
ΔSOCの確認が不可能でも、燃費計の数字でバッテリーの劣化を推測できます。カタログ情報などに比べて燃費計の数字が大幅に低ければ、バッテリーが劣化している状態です。
e-POWERは保証も付けたい
ハイブリッド車ではバッテリーの劣化が懸念されます。さらに、ハイブリッド車はガソリン車より複雑な構造で、他の部分が故障しても修理代が高くつきやすいです。 購入時は、保証を付けられる販売店や保証付きの車両を選びましょう。
短期間で売るならリセールバリューも考慮
中古車を購入する人の中には、頻繁にクルマを乗り換えたい人もいるでしょう。 そんな場合は、売却時のことも考えてリセールバリューの高いモデルを選びましょう。
セレナの場合はハイウェイスターシリーズがおすすめです。ハイウェイスターはセレナの販売台数の8割を占めるとも言われる人気モデルです。なお以下の記事では、現行セレナのグレード比較を写真付きでご紹介しています。
中古セレナのおすすめモデルとグレード
ここからは、中古でセレナを選ぶ際のおすすめモデルや年式をご紹介します。
予算があれば5代目e-POWER
予算200万円以上の場合は、5代目のe-POWERがおすすめです。
5代目e-POWERは、2018年にデビューしました。現在は6代目の登場で少しずつ相場価格が下がっています。e-POWERで250万円前後なら、新車との価格差が100万円ほどあります。 また5代目では、また早くから歩行者検知式自動ブレーキを標準装備するなど、一定レベルの予防安全性能も整っています。
売却を考えるならハイウェイスター
「子どもの小学校卒業まで」など、短期間だけセレナに乗りたい場合はリセールバリューの高いモデルを狙いましょう。 おすすめは、ハイウェイスターVもしくはハイウェイスターG系のグレードで、インテリジェントアラウンドビューモニター、純正ナビを装着しているモデルです。
なお5代目のハイウェイスターVは、2018年8月に登場しています。
予算100万円以下なら4代目
C26型と呼ばれる4代目は、2010に発売されました。ヴォクシーなどのライバル車より、やや安価な中古車相場になっています。性能はライバル車と互角なので、コストパフォーマンスに優れた中古車です。
予算100万円で狙える4代目の年式は、2012~2015年式です。中古車の流通量はハイウェイスターが中心。両側電動スライドドアのモデルを選びましょう。また安全性を高めたいなら、アラウンドビューモニターも装備したモデルが良いでしょう。
今なら登録済み未使用車も多い
5代目と6代目を比べると、当然ながら外観・燃費性能・走行性能など6代目の方が優れています。今なら登録済み未使用車が多数出回っているので、「できれば6代目が欲しい」という人におすすめです。
なお以下の記事では、5代目と6代目を写真とともに比較しています。違いを比べる上で参考にしてください。
セレナのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和4年12月(2022年12月)〜現在
- 新車時価格
- 276.9万円〜479.8万円
セレナの在庫が現在751件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。