トヨタ「アクア」のグレードごとの違いを総まとめ!おすすめグレードは?

アクアは2021年7月にフルモデルチェンジで2代目となりました。コンパクトカーとしての人気は根強く、旧型モデルの初代アクアも未だ人気です。今回は2代目である新型アクアのグレードの違いやおすすめのほか、初代アクアのおすすめグレードについても解説します。車選びの参考になれば嬉しいです。

新型アクアのグレード一覧

新型アクア(2代目)2023年式

現行のアクアは、5グレード9種類の展開です。基本となるのはB、X、G、Zの4グレードで、これにスポーツカーのテイストを加えたGR SPORTが存在します。またGR SPORT以外の4グレードでは、駆動方式を2WDと4WDから選ぶことができます。

グレード 新車時価格 燃費 駆動方式
199万7,000円~ 35.8㎞/L 2WD/4WD
X 210万7,000円~ 34.6㎞/L 2WD/4WD
G 223万円~ 33.6㎞/L 2WD/4WD
Z 240万円~ 33.6㎞/L 2WD/4WD
GR SPORT 259万5,000円 29.3㎞/L 2WDのみ

各グレード間の差額は11~17万円で、グレードが上位になるほど価格差も広がります。2WDと4WDの価格差は一律で19万円8,000円です。

アクア 各グレードの特徴と主な違い

GR SPORTを除く4グレードで選択できる内外装色の種類と、各グレードの特徴は以下の通りです。

グレード 内装色の種類 外装色の種類 特徴
B 1種類 3種類 ・コスト重視で最低限の装備を搭載
・社用車などビジネス向き
X 1種類 9種類 ・基本的な装備は搭載
・オプションで快適性も向上
G 1種類 9種類 ・Xより内外装が若干豪華
・快適性も比較的充実
Z 3種類 13種類
※2トーン可
・内外装の選択肢が大きく広がる
・機能面も充実

アクアの場合、グレード間での走行性や予防安全性の差は少ないです。ただしグレードによって内外装の質感や機能性は異なります。

ここからは、各グレードの装備のポイントやオプション設定について紹介しています。

安さ第一の「B」

【装備のポイント】
  • 2WDは14インチタイヤ
  • リアウィンドウは手動
  • スマートエントリー&スタートシステム非装備

Bグレードは社用車などビジネス利用を前提としたグレードです。車両価格が安いことに加えて燃費も非常に良く、維持費を抑えられます。予防安全装備もトヨタセーフティセンスを標準装備しており、安心です。

ただし装備は最低限で、オプションの選択肢もほとんどありません。「とにかく低予算で、安全性と燃費の優れたクルマが欲しい」という人にお勧めします。

コスパ重視でオプションも多い「X」

【装備のポイント】
  • デザインは全体的にシンプル
  • 「快感ペダル」搭載
  • 全モデル15インチタイヤ装備
  • 全席パワーウィンドウ
  • オプションで快適性の向上が可能

Xグレードは、外装色が9色展開とBより選択肢が広がります。またXグレード以上は新型の目玉機能である「快感ペダル」を標準装備。アクセルペダルだけでスムーズに加減速の調整ができます。オプションの選択肢も豊富です。

Xグレードの場合、6万9,300円の「コンフォートパッケージ」を付けるとGグレードの内容にかなり近づきます。シート素材が上級ファブリックになり、ナノイーXやUV・IRカットガラスも採用される他、シートヒーターなども装備されます。この他にも、オプションでヘッドライトの種類の変更や駐車支援機能を充実させることも可能です。

質感と快適性の双方が充実した「G」

【装備のポイント】
  • ナノイーXを標準装備
  • フロントドアガラスがスーパーUV&IRカット機能付き
  • フロントセンターアームレスト装備
  • 本革巻きステアリングホイールなど装飾が豪華に
  • 10.5インチディスプレイの装備が可能
  • 15インチアルミホイールの装備が可能

Gグレードでは、シート素材などに上質感が加わります。さらに10.5インチディスプレイなど、Xグレードでは選べないオプションもあります。

Gグレードにもコンフォートパッケージ(3万5,200円)がありますが、内容はXグレードのコンフォートパッケージとほとんど変わりません。ただしXグレードでは選択できないステアリングヒーターが装備されます。

質感とデザイン性大幅アップする「Z」

【装備のポイント】
  • 内装色は黒、黒×ダークネイビー、黒×オレンジの3択
  • 外装色ではツートーンカラーも選択可能
  • 15インチアルミホイール標準装備
  • 10.5インチディスプレイ標準装備
  • ライト類も高性能
  • シート表皮に合成皮革+柄ファブリックの選択可
  • 6WAYパワーシートもオプション装備可能

Zグレードは、内外装色の選択肢が大幅に広がります。装飾も豪華になり、質感やデザイン性でいえば、他のグレードとは一線を画すモデルです。

新車時価格はGグレーより17万円高いですが、装飾やライト類、ディスプレイサイズなど細々とした違いがあります。またZグレードの場合、外装色で2トーンカラーを選ぶことができ、内装色も変更できるので、デザインにこだわりたい人にオススメです。

アクアのおすすめグレードは「X」か「Z」

ここまでの内容を踏まえて、アクアのグレード選択でオススメするのはXかZです。

コスパ重視なら「X」+コンフォートパッケージ

「コストと質感のバランスを取りたい」という人には、Xグレードをお勧めします。先述の通り、約7万円のコンフォートパッケージを付ければGグレードとかなり近い装備にできます。少なくとも機能性はGグレードと同等になるので、デザインにこだわらないのであればXグレードが良いでしょう。

デザインと質感にこだわるなら「Z」一択

Zの場合、ボディカラーなどの選択肢が多いことに加えて、10.5インチディスプレイが標準装備されるなど先進性も感じられます。「人を乗せたときに、少しでも上質感を演出したい」「2トーンカラーや内装色を選びたい」といった人はZ一択です。

旧型アクアのグレードと選び方

旧型アクア(初代)2019年式

※上図:初代アクア(2019年式)

より低価格でアクアを購入したい人は、中古で旧型(初代)モデルを選ぶのもオススメです。

【旧型アクアの特徴】
  • 全高が低く、後部座席の居住性は低め
  • 燃費は27.2~29.8km/L(WLTCモード)
  • 年式やモデル次第で自動ブレーキ装備

旧型アクアのグレード展開

旧型アクアの主なグレード展開は、主に以下の3段階です。

  • L:低燃費の廉価グレード
  • S:コストパフォーマンス重視の中間グレード
  • G:各種性能、質感の充実した上位グレード

オススメは安全装備の充実した「G」

旧型を購入するのであれば、オススメは最上位のGグレードです。 旧型アクアの売れ筋はSグレードでしたが、自動ブレーキなどの予防安全装備がオプションとなっています。Gは予防安全装備が標準装備されています。

Gグレードの中でも特にオススメなのは、歩行者検知式自動ブレーキが搭載された2018年改良型以降。少なくとも「トヨタセーフティセンスC」が搭載された2015年末以降のモデルを選ぶことをお勧めします。

2015年式以降のアクアの在庫をチェック

性能の割に安い旧型アクア

旧型アクアを買うなら中古車となる訳ですが、初代アクアは性能の割に中古車相場が安いです。これは、初代アクアの人気が非常に高く、中古車市場での流通量が多いためです。

先に述べたように、旧型であってもアクアは30㎞/L近い燃費性能を有しています。多くのコンパクトカーや軽自動車と比べても燃費に優れており、コスパの良いクルマです。低予算で購入したい人は、中古での購入も検討してみましょう。

アクアは新型も旧型もコスパ抜群

ここまでアクアのグレードについてご紹介してきました。新型も旧型も、廉価グレードでは物足りなさを感じる可能性があるので、中間グレード以上を選ぶのがオススメです。

新型は予防安全装備が充実しており、旧型より燃費も良くなっています。一方で、車両価格と維持費の双方を抑えたいのであれば、旧型アクアを選んでも良いでしょう。

新型も既に中古車市場に出回っています。「新型が欲しいけど車両価格を抑えたい」という人も、中古車の在庫をチェックしてみましょう。

アクアのカタログ情報

トヨタ,アクア
現行モデル
令和3年7月(2021年7月)〜現在
新車時価格
198.0万円〜259.8万円

アクアの在庫が現在406件あります

以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。

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ライター紹介

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。