BMW X4フルモデルチェンジ新旧比較レビュー!性能と予算どちらで選ぶ?

自動車ニュース / ガリバー

2019.3.1

BMW X4フルモデルチェンジ新旧比較レビュー!性能と予算どちらで選ぶ?

BMW X4 新型2代目vs旧型初代新旧比較レビュー

BMW X4は、流麗なルーフラインを持つクーペの要素を備え、クロスオーバーSUVとして2014年にデビューした。
この記事では、BMW X4の初代(F26型)と2代目(G02型)のデザインや走行性能、燃費性能といった点を徹底比較した。
買うべきモデル、購入時の値引き交渉のポイントについても掲載しているため、購入を検討している方におすすめの記事だ。

この記事の目次 CONTENTS
1.BMW X4の歴史・概要
2.コンセプト&エクステリアデザイン
3.インテリア&装備
4.走り、メカニズム
5.おすすめは初代?それとも2代目?
6.新車値引き交渉のポイント
7.BMW X4価格とスペック

1.BMW X4の歴史・概要

初代X4は、2014年に登場。
流麗なルーフラインをもつクーペとのクロスオーバーSUVだ。
BMWは、こうしたモデルをSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)と呼ぶ。
XをSUVシリーズとし、偶数の数字をクーペ系として使用している。

X4はスタイルと走りにこだわったSUV

BMWは、2008年にX6をリリースしている。
クーペタイプのSUVは、BMWにとって初。
X6はクーペタイプのSUVとしては、パイオニア的存在だ。

SUVはすでに世界的で流行しており、より個性的なモデルが求められていた。
そんな中発売されたX6は大きな話題となり、この人気による追い風を受け、ひとクラス小さなX4が誕生した。

共通のエンジンが搭載された初代と2代目

初代X4(F26型)に搭載されたエンジンは、2.0L直4ターボと3.0L直6ターボ。
また、全車8速ATで4WDの組み合わせだ。
2代目X4(G02型)にも初代X4と同じエンジンが搭載されており、シフトや駆動の組み合わせも同じとなっている。

BMW X4 新型(2代目 G02型)
BMW X4 旧型(初代 F26型)

2.コンセプト&エクステリアデザイン

一目で判断するのが難しいほど、外装の共通点は多くある。

BMW全車共通デザインのキドニーグリル

キドニーグリルを中心としたフロントフェイスデザインは、BMW車において全車共通したテイストをもつ。
そのため、同じXシリーズであれば似たような顔になり、クラスの違いは車体の大きさで分かる程度だ。

ややワイド&ローが強くなった2代目X4

初代X4よりやや洗練されている印象のフェイスデザイン。
リヤコンビネーションランプはほぼ水平に近いL字型のデザインとなっている。
ボディサイズは初代X4より全幅が20mmワイドになり、全高が5mm低くなった。
このボディサイズの影響で、2代目X4のワイド&ローがより強調されてスタイリッシュに見える。

BMW X4 新型(2代目 G02型)

古臭さを感じさせないデザインの初代X4

新旧X4のフェイスデザインはよく似ていて、どちらが新しいのかひと目で判別するのは難しいレベルだ。
そのため、初代X4でも古臭く見えないという利点がある。
初代X4のリヤコンビネーションランプはL字型のデザインとなっている。

BMW X4 旧型(初代 F26型)

3.インテリア&装備

BMWらしいデザインを使いながらも、異なった印象をもつ初代X4と2代目X4。

よりラグジュアリー&スポーティになった2代目X4

インパネ回りのデザインは、やや異なるデザインとなった。
全体的に2代目X4は、よりラグジュアリーでスポーティなデザインへシフトしている印象が強い。

いかにもBMWらしいデザインのインテリア

新旧ともに、ドライバー側へわずかに傾斜したセンターコンソールのデザインや、各部スイッチ類のデザインといった点は共通で、いかにもBMWらしいデザインだ。

BMW X4 新型(2代目 G02型)
BMW X4 旧型(初代 F26型)

質感アップでラグジュアリー感が向上した2代目X4

2代目X4はセンターコンソール部分にシルバーの加飾がプラスされており、太く逞しいインパネデザインに寄与している。
さらに、ブラック&シルバーというハイコントラストで、スポーティさも演出。
また、各部の質感もより高くなってラグジュアリー感も向上し、前席に座ると2代目X4の方が新しさを感じる。

荷室容量よりもデザイン優先のクーペ系SUV

本来、こうしたSUVは荷室の広さが重要視される。
しかし、クーペ系SUVはデザイン優先ということもあり、新旧X4共にラゲッジスペースは狭い。
ひとクラス下のコンパクトSUVであるフォルクスワーゲン ティグアンの荷室容量が615Lもあることを考えると、たくさんの荷物を積んで走るSUVではないことが分かる。

わずかに大きくなった2代目X4の荷室

新型はややボディサイズが大きくなったこともあり、荷室容量は525Lと若干だが大きくなった。

BMW X4 新型(2代目 G02型)

狭い印象の初代X4の荷室

初代X4の荷室は500L。

BMW X4 旧型(初代 F26型)

使い勝手のいい分割可倒式リヤシートを装備

新旧X4共に4:2:4の分割可倒式のリヤシートを装備。
荷室の容量は狭いが、フレキシブルに使えたり長尺物を積んだりするときに便利だ。

初代でも一定以上の予防安全性能をもつX4

重要な予防安全装備面では、初代X4にも歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備が装着されているので、一定以上の予防安全性能がある。
当然、2代目X4はそうした機能を一段と進化させているので、より高い予防安全性能を誇る。

4.走り、メカニズム

エンジン性能に差はないものの、乗り心地や走りの質感には差が出た。

SUVとは思えない爽快な走りと安定感を誇るX4

新旧X4共に、8速ATでフルタイム4WD(xDrive)となっている。
FR(後輪駆動)にこだわるBMWらしく、通常時にはほぼFRで走行。

登坂時のフル加速や、後輪のグリップ力が足りない場合など、フロントにトラクションを与える。
走行フィールは、ほとんどFRといった印象。
もちろん滑りやすい路面では自在に前後トルクをコントロールし、安定した走行が可能だ。
FR車らしい爽快な走りと、4WDの安定感を上手く両立している。

出力アップでしなやかさが増した2代目X4

2代目X4(G02型)も初代と同じエンジンを搭載し、シフトや駆動の組み合わせも同じだ。
初代X4に対してやや出力がパワーアップされており、2.0Lターボが252ps&350Nm、+7psでトルクは同じとなった。
3.0Lターボが360ps&500Nm、初代X4 M40i比較でパワーは同じでトルクは+35Nmとなっている。

さらに、2代目X4はボディサイズもアップ。
全長は先代比+80mmの4,760mm、全幅は+20mmの1,920mm、全高は-5mmの1,620mm、ホイールベースは+55mmの2,865mmとなっている。

BMW X4 新型(2代目 G02型)

ターボ車ながらレスポンスの良さが魅力的なエンジン

初代X4(F26型)に搭載されたエンジンは、2.0L直4ターボと3.0L直6ターボが搭載された。
また、全車8速ATで4WDの組み合わせとなっている。
どちらのエンジンも、ターボ車ながらレスポンスの良さが魅力的だ。

初代X4のボディサイズは、全長4,760mm、全幅1,920mm、全高1,620mm、ホイールベース2,865mmとなっている。

BMW X4 旧型(初代 F26型)

機敏さと旋回性能を誇る、スポーティなSUV

ハンドリング性能も、新旧共にBMWらしいシャープさが際立つ。
2トン弱という大きく重いSUVながら、まるでちょっとしたスポーツカーのような機敏さと旋回性能を誇る。
SUVにスポーティさが必要なのか?という疑問はともかくとして、このクラスでは最もスポーティなSUVだ。

乗り心地、走りの質感で上回る2代目X4

2代目X4の乗り心地は、硬さの中にしなやかさがある。
また、ホイールベースが伸びたことも影響し、カーブなどでの安定感・安心感も増した。
そのため、乗り心地や走りの質感という面では、明らかに2代目X4が優れている。

BMW X4 新型(2代目 G02型)

硬めの乗り心地だが回頭性に優れた初代X4

初代X4は少々硬めの乗り心地、タイヤのゴツゴツ感など、若干荒々しさを感じた。
乗り心地や走りの質感といった点では2代目X4が上回る。
しかし、回頭性という面では初代X4もなかなかのものだ。

BMW X4 旧型(初代 F26型)

狭い道や市街地で気を使うワイドなボディ幅

新旧共に、X4の購入時に気を付けたいのはボディサイズの大きさだ。
全長はそれほど長くないのだが、全幅がかなりワイド。
初代X4でも1,900mmあり、2代目X4は1,920mmもある。
狭い道でのすれ違いや、市街地では非常に気を使う。
日常的に使うのであればそれなりの覚悟が必要だ。

5.おすすめは初代?それとも2代目?

性能面で差はあるものの、僅差といえるレベル。
予算を重視するかで選択が変わってきそうだ。

性能面ですべてに勝る2代目X4、予算重視なら初代X4

ハンドリングや乗り心地、予防安全性能、動的性能といったすべての面で2代目X4が上回る。
新型なので当然といえる結果だ。

ただ、初代X4が登場したのが2014年と比較的新しいモデルであることもあり、その性能差は僅差といえるレベル。
よほど走りにこだわるのでなければ、許容範囲内といえるだろう。

外観デザインではそれほど大きな変化はない。
そのため、気に入った方を選べばよいといった印象だ。

BMW X4 新型(2代目 G02型)
BMW X4 旧型(初代 F26型)

新車価格はそれほど変わらない新旧X4

ここで重要になってくるのは予算面。
2代目X4は発売されたばかりの新車ということもあり、まだ中古車の流通量は少ない。
そのため、新車より少し価格が下がるくらいといったところ。

新車価格は764~977万円程度。
初代X4の新車価格は、最終モデル前後で742~912万円程度。
新車価格はそれほど大きく変わらない。

予算重視ならおすすめは初代X4

初代X4の中古車価格を見ると、3年落ちの2016年式で360万円台位から手に入る。
エントリーグレードのxDrive28iだと新車価格の50%ほどと、かなりお買い得だ。

最上級グレードのxDrive40iだと、やや幅が大きいのだが580万円くらいから手に入る。
3年落ちの高年式でこれだけ値落ちが進むと、性能差は少ない初代X4もおすすめだ。

BMW X4 新型(2代目 G02型)
BMW X4 旧型(初代 F26型)

6.新車値引き交渉のポイント

人気SUVの新型である2代目X4の値引きを行う際のポイントを紹介する。

ライバル車との競合で値引き額アップを狙う

2代目X4は新型でしかも人気SUVということもあり、しばらくの間値引きをしてもらえないだろう。
だからといって何もしなければ、値引き額はほぼゼロ。

そこでせめて、ライバル車であるメルセデス・ベンツGLCクーペと競合させてほしい。
そうすると、わずかだが値引きをしてもらえるだろう。
一定の値引き額を期待したいのであれば、2代目X4の場合、少なくとも1年くらいの時間が必要だ。

BMW X4 新型(2代目 G02型)
BMW X4 旧型(初代 F26型)

下取価格が安くなる傾向にあるディーラー下取り

少しでも予算を節約したいのであれば、下取車の売却を工夫したい。
基本的に、ディーラー系だと下取額が安いと思っていたほうがよい。
ディーラー下取りは、諸事情により下取車が入庫してから再販までの時間が長く、あらかじめその分の値落ちを引いた価格提示となる。
そのため下取価格が安くなるのだ。

高価買取が期待できる買取店

再販までの時間が長い下取店に対して、買取店は再販までの時間が短い。
さらに、全国に店舗をもつお店であれば、すぐに自社の販売網で再販できるため、オークションを通す必要もない。
その分、高く買取れるのだ。

買取店もさまざまあり、店の諸事情により提示金額は若干異なる。
手間はかかるが、複数店舗で査定し競合させてみるのが得策だ。

BMW X4 新型(2代目 G02型)
BMW X4 旧型(初代 F26型)

中間マージンや消費税のかからない個人売買

輸入車の場合、在庫車が無いと数か月というかなり長い時間納車待ちを余儀なくされる。
この間に、個人間売買という方法もありだ。
手間はかかるが、個人間売買なら中間マージンも消費税も発生しないのでより高く売れる。

個人売買のリスクが回避できる「ガリバーフリマ」

個人間売買の場合、書類や支払い関連でトラブルのリスクも高くなる。
こうしたリスクを軽減してくれるサービスが存在する。

中古車取り扱い大手のガリバーが運営する、クルマの個人間売買専門サービス「ガリバーフリマ」だ。
中古車流通を熟知したガリバーが、代金の回収や名義変更のリスクを回避するために代行してくれる。
もちろん、代行してもらうのだから手数料が必要だが、自分が負わなくてはならないリスクから解放されるのであれば、十分に納得できる範囲内の料金といえる。

個人リースで新車に乗れるサービス「NOREL」

最近では選択肢が増えて、個人リースという方法がある。
ガリバーでは、NORELというサービスを展開。
BMWやMINIの新車に乗れるというサービスも提供されている。

多少細かい条件はあるものの、走行距離5000kmまで、最大10ヶ月間のどちらかを満たせば、また新車に乗り換えることができる、なかなか画期的なサービスだ。
料金は多少高めに見えるのだが、自動車保険や税金なども含まれているので、意外とお値打ち感もある。
毎月定額なので、車検や自動車税、自動車保険などの支払時にアタフタしなくていいのもメリットだ。

7.BMW X4価格とスペック

BMW X4価格

BMW X4の価格は以下の通り。

グレード 価格
X4 xDrive30i 7,670,000円
X4 xDrive30i M Sport 8,170,000円
X4 M40i 9,800,000円

BMW X4 M40iスペック

BMW X4 M40iのスペックは以下の通り。

全長×全幅×全高 4,760×1,940×1,620mm
ホイールベース 2,865mm
トレッド[前/後] 1,610/1,625mm
車両重量 1,870kg
最小回転半径 5.7m
JC08モード燃費 10.9㎞/L
エンジン 直列6気筒DOHCターボ
排気量 2,997cc
最高出力[ネット] 265kW(360PS)/5,500rpm
最大トルク[ネット] 500N・m(51.0kgf・m)/1,520~4,800rpm
ミッション 8速AT
駆動方式 4輪駆動

クルマ評論家 CORISM代表

大岡 智彦 氏

CORISM編集長。自動車専門誌の編集長を経験後、ウェブの世界へ。新車&中古車購入テクニックから、試乗レポートが得意技。さらに、ドレスアップ関連まで幅広くこなす。最近では、ゴルフにハマルがスコアより道具。中古ゴルフショップ巡りが趣味。日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員