この記事の目次 CONTENTS
「のびるッチ」とは
コストパフォーマンスがが最大の魅力
使い方は、燃料タンクに入れるだけ
燃費が1割程度アップ!

ライター紹介

自動車ライター&エディター

近藤 暁史 氏

某自動車雑誌の編集者から独立。その前はファッションエディター(笑)。とにかくなんでも小さいものが好きで、元鉄チャンで、今ではナローゲージを大人買い中。メインのクルマは19歳の時に買ったFIAT500。エンジンのOHからすべて自分でやり、今やもうやるところがない状態でかわいがっております。表向きは自動車ライターながら、業界唯一の省燃費グッズの評論家というのがもうひとつの顔。

「のびるッチ」とは

ちょっと小馬鹿にしたようなネーミングのこの商品、これもオカルトグッズの魅力だったりして、楽しい感じではある。燃費が伸びるんだろうなぁ、とわかりやすいところもまた良し。

実はこの商品、歴史が長くオカルトグッズの先駆け的存在。20年ぐらい前だろうか、「クリスタルC-3000」という商品があって、いつの間にか販売されなくなったと思っていたら、この「のびるッチ」が継承して登場した。なんだか、昔の友達に急に出会ったようなものだ。

振動を利用して燃焼効率をアップ

のびるッチについては効果発揮の理屈がどこにも書いてないものの、当時のクリスタルC-3000は「波動」をウリにしていたのを強烈に覚えている。
波動というのは今でもあらゆるオカルトグッズの効果としていわれてところがあり、分子レベルでの振動を利用して、燃焼効率をアップさせるということらしい(結局のところよくわからないけど)。

コストパフォーマンスがが最大の魅力

波動を利用しているからか、ユニークなのは添加量がとても少ないということ。
つまり液剤そのものは、効果を発揮する成分というよりただの触媒ということなのだろう。

というわけで、添加量はなんと1/5000! 
1/5000ってどれほどのものか想像もつかないけど、40リットルなら8ccと小さじ1杯以下というから凄い。
ちなみに40リットルが満タンだとすると、「のびるッチ」1本で62回ぐらい使えるから、コストパフォーマンスも超絶的だ。
さらにハイオク仕様をレギュラー仕様にもでき、最初1/3000入れて馴染んできたら1/5000にするば良いなど、ガソリン高止まりの今、実にありがたい存在である。

計量ボトルは持ち運びに便利

おまけで計量ボトルが付いてきたので、これなら注入も持ち運びも便利。本体ボトル自体はかなり大きいため、これに小分けして車載しておけばいいだろう。

使い方は、燃料タンクに入れるだけ

計量ボトルで8ccを測り、燃料タンクに入れる。この8ccを測る作業が少々面倒なのは欠点だが、入れるとだいたい2回目ぐらいからエンジンにパンチが出るのは「のびるッチ」の前身である「クリスタルC-3000」時代に体感済み。

入れる量はほんの少し

8ccなんぞ、掛け値なしにチョロリ程度。これでいいのか非常に心配になる。給油前に入れて、ガソリンで流し込むほうが精神的にもいい。

燃費が1割程度アップ!

早速試してみると、以前使ったときと同じように燃費が1割程度向上した。これまた昔の友達に急に出会ったみたいで、妙に懐かしい。

やはり先駆けならではの実力派といっていい。ディーゼルや重油、灯油(ストーブ)などにも使用可能なので、一家に一本あると便利かもしれない。