この記事の目次 CONTENTS
オイルに添加するアイテムとしてお馴染みのブランド
パワーや燃費の向上を実現
注入はエンジンが冷えているときに!
使用後は、エンジン音が滑らかに

ライター紹介

自動車ライター&エディター

近藤 暁史 氏

某自動車雑誌の編集者から独立。その前はファッションエディター(笑)。とにかくなんでも小さいものが好きで、元鉄チャンで、今ではナローゲージを大人買い中。メインのクルマは19歳の時に買ったFIAT500。エンジンのOHからすべて自分でやり、今やもうやるところがない状態でかわいがっております。表向きは自動車ライターながら、業界唯一の省燃費グッズの評論家というのがもうひとつの顔。

オイルに添加するアイテムとしてお馴染みのブランド

メタライザーといえば、オイルに添加するアイテムとしてお馴染みのブランド。正確にはオイル添加剤ではなくて、金属表面の細かなデコボコを特殊な処理で埋めて平滑化するというのが特徴だ。オカルトな部分はまったくなく、かなり真っ当なブランドではある。といいつつ、そのラインナップを眺めてみると、パワーウォーターというのがなんともオカルト的で実に気になる。

パワーや燃費の向上を実現

こちら、その名のとおり、水がベースで、冷却水に入れるタイプ。添加することで冷却水に本来求められるサビ防止や冷却性能を強化するのはもちろんのこと、電界エネルギーを放射するのでエンジンの燃焼効率をアップさせて、パワーや燃費の向上を実現してくれるという。
ちなみにほかにも電界エネルギーを放射するアイテムもあって、そちらは缶バッヂみたいなプレートとなっており、エンジンなどに貼り付けるようだ。

電界エネルギーとは

で、電界エネルギーってなに? というと、その詳細は不明だし、メタライザー本来の金属表面を修復するという特徴とも関係ないようだ。まぁ効けばいいんですけど……。
実はオカルト業界では、冷却水に添加するタイプというのはひとつのジャンルを築いていて、以前「起爆水」なるヒット商品が出ているほど。そもそもエンジンに効果を与えようというときに、冷却水というのはエンジン内部をグルグルと回っているのでダイレクトで効率がいいのだ。

注入はエンジンが冷えているときに!

理屈はおいて、早速注入してみることに。よく振ったら、あとはラジエータか冷却水のタンクに入れるだけ。ただし、エンジンが熱いとお湯が吹き出てくるので、かならず冷えているときに注入するというのは注意点である。

ちなみに冷却水は緑と赤があり、パワーウォーターも2色用意されているので、自分のクルマに合わせて選べる。2色に性能の差はないが、違う色を混ぜるとかなり汚い色になるので要注意。

使用後は、エンジン音が滑らかに

今回の場合はすぐには効果が出なかったものの、しばらくするとまずエンジン音が滑らかというか、角が取れたというか、きれいによく爆発している感じが増していることを確認。肝心の燃費は少し上がったかな程度だけど、アクセルに対するエンジンのレスポンスがよくなっているのは確実だ。つまり走る楽しさが増したということ。

水温計の上がり方も早くなる!

また冷えた状態から水温計が上がり出す時間が短くなったのは不思議なところ。それだけ冷却水自体の熱吸収力がアップしたということだろうか。サビ止め性能もアップしているというし、1本入れるだけで安心感が増す商品である。