<280ps&360Nmを発揮するスポーツワゴンだが、やや価格が高い?>

1433984882フォルクスワーゲンは、実用性に優れたワゴンモデルであるゴルフ ヴァリアントに、ハイパフォーマンスモデルである「フォルクスワーゲン ゴルフR ヴァリアント 」を追加し発売を開始。また、同モデルの導入記念限定車「ゴルフRヴァリアントローンチエディション」を限定100 台で発売を開始した。

ゴルフRシリーズは、すでにハッチバック モデルが発売済み。Rシリーズとは、最もハイパフォーマンスなモデルで、280ps&380Nmを発揮する直4 2.0Lターボエンジンを搭載している。FFのゴルフでは、さすがにこれだけの大パワーを効率よく路面に伝えたり、優れたハンドリング性能を維持するには難しいのか、Rシリーズにはフルタイム4WDシステムである4MOTIONを採用された。このゴルフRのチューニングなどは、フォルクスワーゲンのスポーツモデルなどを手掛ける「Volkswagen R GmbH」によるものだ。

ゴルフRの特徴は、ある意味さすがフォルクスワーゲンともいえるもので、「非日常の卓越した走行性能」と「日常での使いやすさ」は高次元で両立している。つまり、普段は移動や趣味のための足として使いながら、いざというときにはホットなスポーツ走行まで楽しめるフレキシブルに使えるスポーツモデルだ。

フォルクスワーゲンゴルフRヴァリアント今回投入されたゴルフRヴァリアントは、ゴルフRのワゴン版。パワーユニットや駆動方式(4MOTION)などは同じ、足回りは20mm ローダウンした「R」専用スポーツサスペンションとなっている。外観デザインも同様に「R」専用デザインの前後バンパーやリヤスポイラー、ディフューザー、専用レザーシートなどの内外装を装備している。また、自動ブレーキを含んだ安全装備プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”、レーンキープアシストシステム“Lane Assist”などを装備しており、高いレベルの安全装備が標準装備されている。

このRヴァリアントになり、安全装備が進化した。従来型は、主に前方に対するものだったのに対しRヴァリアントには、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)やリヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)をゴルフシリーズとして初採用されている。こうした後側方や後方の安全を確保する装備類は、運転が苦手なドライバーや視野の狭くなった高齢者などのサポート的役割も果たす便利な機能。他のフォルクスワーゲン車にも、早く装備してほしい安全装備のひとつだ。

ヴァリアントである以上、荷室の広さは重要。そこは、さすがフォルクスワーゲンというべきで、4輪駆動システムを採用していても、ラゲッジスペースへの影響は無く、標準モデルであるゴルフ ヴァリアントと同様に605Lから最大で1,620Lもの積載量維持している。

フォルクスワーゲンゴルフRヴァリアントRヴァリアントの燃費は、14.2㎞/Lとなった。ゴルフRが14.4㎞/Lなのに対して、やや燃費が落ちている。これは、車重が1560㎏とゴルフRに比べ60㎏重くなっていることが要因だろう。さらに、225/40 R18という大径タイヤ&ホイールを履きながら、最小回転半径が5.2mという小回り性能をもっている。スポーツモデルでも使いやすさが際立っている。

また、100台の導入記念限定車であるローンチエディションには、カーボン調の2トーン(モダングレー&ブラック)ナパレザーシートと、足元を引き締めるブラックペイントの 19インチアルミホイール(リム部に“R”のロゴマークとブルーのストライプ入り)を専用装備した。

実用性とスポーツ性を両立したゴルフRヴァリアントの価格は5,590,000円となかなか高価な価格設定となった。日本車では、スバル レヴォーグがライバルになるが、レヴォーグの2.0Lターボを搭載する2.0GT-Sアイサイトの価格は約356万円。約200万円差。フォルクスワーゲンが、ゴルフの価格を国産車に近い価格帯としていることを考えると、やや高価な印象だ。約200万円の価格差となると、フォルクスワーゲンのエントリーモデルであるup!が買えてしまうほどだ。

■フォルクスワーゲン ゴルフRヴァリアント価格、燃費、スペックなど概要
・フォルクスワーゲン ゴルフRヴァリアント価格:5,590,000円
・フォルクスワーゲン ゴルフRヴァリアント ローンチエディション価格:5,818,000円