ボルボV40

<ボルボ・オーシャンレースの開催を記念して作られた特別限定車「V40 Ocean Race Edition(オーシャンレース・エディション)」>

ボルボV40ボルボV40は、2013年に日本に導入されたCセグメントに属するコンパクトカーだ。フォルクスワーゲン ゴルフやメルセデス・ベンツAクラスなどがライバル車だ。このV40には、人間を見分けて自動で停止する自動ブレーキなどの高い安全装備や、歩行者との衝突時に歩行者のダメージを軽減する歩行者エアバッグなども用意されていた。それでいて、価格は269万円からと、国産車に近い価格設定も話題を呼ぶ。また、スタイリッシュなデザインもあり、国内ボルボの主力車種と成長したモデル。

ボルボは、そんなV40に特別限定車「V40 Ocean Race Edition(オーシャンレース・エディション)」を設定。300台限定で発売を開始した。

今回投入されたボルボV40オーシャンレース・エディションは、ボルボがオーガナイザーを務める世界最大のヨットレースである「ボルボ・オーシャンレース」の開催を記念して作られた特別限定車だ。

ボルボ・オーシャンレースは、40年以上もの歴史を持つヨットレース。世界5大陸、11の港に寄港しながら世界を一周する。その総航海距離は、3万8,739海里(7万1,745km)にもおよび、アメリカズカップと並んで世界最高峰の1つに数えられており、世界で最も過酷なヨットレースとも言われている。ヨットレースは、日本ではなかなか馴染みのないスポーツだが、多くの自動車メーカーは最近、スポーツとのつながりを深めている。

1428062137ボルボV40には、標準モデルのT4に、2.0Lエンジンを搭載するT5、SUVのテイストをもつクロスオーバーがある。今回投入されたオーシャンレース・エディションは、1.6L4気筒直噴ターボエンジンを搭載したT4がベースとなっている。ボディカラーは、ヨットレースのフィールドである海を連想させる専用のオーシャンブルーメタリックⅡと、ヨットのイメージが強いクリスタルホワイトパールの2色を設定。

インテリアは、眩い太陽をイメージしたオレンジカラーのステッチとボルボ・オーシャンレースのロゴを配した専用の本革シートが装備され、爽やかな高級感をプラス。さらに、パノラマ・ガラスルーフ、オーシャンレースの寄港地のロゴが配されたアルミニウムパネル、ロゴ入りのフロント・スカッフプレート、波のうねりを感じさせる個性的なデザインのアルミホイールなど数々の専用装備を採用している。もちろん、ボルボのウリでもある10種類の先進安全装備・運転支援機能「IntelliSafe10(インテリセーフ・テン)」や、歩行者エアバッグも標準装備し、魅力的な仕様としている。

この特別限定車V40オーシャンレース・エディションの燃費は16.2km/Lを達成。この数値は、より厳しい基準となった新エコカー減税対象車となっている。自動車税50%軽減、自動車取得税40%軽減、自動車重量税75%軽減(5月1日以降は25%軽減)というメリットもある。輸入車とはいえ、今時、エコカー減税に対応していないようでは非常に選びにくい。燃料がハイオクという以外は、環境性能や安全装備では高いレベルにいるので、このクラスのクルマを購入する際には、買い物リストの上位に入れてもいいだろう。

■ボルボV40 オーシャンレース・エディション価格:3,980,000円