![ノウノウカフェ 埼玉](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/d/drivinghigh/20220920/20220920153239.jpg)
クルマでしか行けないVol.42
ハンモックでタコライス@nounou café
沖縄を除き、まだ梅雨入り前だというのに天気予報の日本地図上には太陽マークがずらり。気温も連日20℃を楽に越え27℃を記録する地域も。
この青空と暑さで思い出すのが、1年前に訪れた沖縄の風景。
中でも、ビーチサイドのカフェで海を眺めながら食したタコライスは、日焼け以上に心に焼き付きました。
「あー、沖縄に行きたい」と思っても、すぐに行けるわけありません。
そこで、せめてタコライスだけでもと思い検索すること20分!!
パラソル=テラス席で青空を満喫しながらタコライスが食べられるお店を発見しました。
東北自動車道を走ることおよそ1時間。蓮田ICを降りて、走ってきた道を戻るように南へ向かうと、お目当ての「nounou café」を発見。
クルマを降り、店に飛び込むと真っ先に探したのはテラス席。
ありましたありました、ウッドデッキのテラス席が。
そこには、定番パラソルになんとハンモックまであるじゃないですか。
雰囲気は、正に島のコテージ。
しかも、遮るものがなく風の通り道となっているため、爽やかな風が気持ちよく、抜けるような青空が心を開放的にしてくれます。
あとは、タコライスです。注文して10分。目の前に並んだ、タコライスに手を伸ばし一口目をガブッ! おだやかな雰囲気で気を抜いていた分、予想もしていなかったタコミートのスパイシーさに目が覚めました。さらに濃い味付けは、次の一口を誘います。
タコミートのひき肉がトマトと絡み合って口の中は甘酸っぱさがじんわりとひろがります。そして、スパイシー一辺倒に変化をつけるチーズの甘みも抜群。
完璧です。海がない以外は、あの日の再現フィルムのようです。
せっかくですから、口直しは店内に席を移して頂くことに。
入ったときはテラス席のことばかり考えていたのでまったく気づきませんでしたが、店内はテラス席とは真逆のレトロな世界です。
「元々は、友人との時間を過す秘密基地のつもりで、築50年の廃屋を少しずつ修繕していました。定年後にカフェをやりたいと考えていたので、改装してお店を始めることにしたんです。それが今から3年前です」
と、オーナーの山田さん。
築50年の建物に相まったレトロな家電は、まるでタイムスリップしたかのように思います。
その家電たちに囲まれながら、口直しはベリーのクレープ。プルプルのクレープ生地と濃厚なベリーソースを味わいます。
ショウガの苦みの中でソーダの甘みを感じさせるのは、nounou café特性のジンジャードリンク。こちらも存分に満喫。
「『カフェに刺激をもらいにいく』『癒しを求めにいく』という人は多いと思います。しかしウチへは肩肘はらずに気の向くままに来てほしいですね。それこそ、『パジャマだけど、とりあえずここに来た』というような人は大歓迎。町のリビングルームのような存在になれればいいですね。ここで何かを得るというよりも、日ごろのストレスや悩みなんかをここに置いて楽になってお店を後にしてほしいです」
と山田さんは、nounou caféの未来像を聞かせてくれました。
これから暑さを感じた時は沖縄ではなく、きっとnounou caféさんのタコライス思い出すだろうな、と思いながら家路に向かいました。
<アクセス>
nounou café
住所:埼玉県蓮田市黒浜 2813
TEL: なし
営業時間/11:00頃~最終入店 19:00くらい
(火曜・水曜・木曜は夕方の17時頃くらいまでの営業です)
定休日/月曜
HP:http://nounou-cafe.com/