レクサスCT
<選ぶ楽しさと、走る楽しさをアップしたマイナーチェンジ>
レクサスCTレクサスは、コンパクトハッチバックでハイブリッド車であるレクサスCT200hをマイナーチェンジし発売を開始した。

レクサスCT200hは、レクサスブランド初となるCセグメントのハッチバックとして2011年1月にデビューした。Cセグメントは、ゴルフやV40にAクラスなど、輸入車も多くの魅力的なモデルを投入する激戦区でもある。また、レクサスの都合という意味では、レクサス店は大型の高級車が多いことから法人名義の車種が多い。そのため、個人名義の顧客が少なく法人の決算期直前となる年度末の2~3月末に需要が集中する傾向が強い。そんな状況下にあり、CTは一般顧客をターゲットにした量販モデルとしての役割を担ってデビューした。その期待通り、CTはハイブリッド車ということもあり、デビュー当時から話題を集める。

さらに、ハイブリッドは走りがつまらない、そんなイメージを払拭するため、駆動用のモーターに対する電圧を上げパワフルな走りが楽しめる機能をもたせたり、メーターにはタコメーターも表示されるなど、スポーティなハッチバックとしているのも特徴。さらに、車両前後にパフォーマンスダンパーを装着し、ボディのたわみや微振動を吸収し、シャープなハンドリングを実現した。
今回のマイナーチェンジでは、レクサスブランドの共通デザインとして、スピンドルグリルが導入され精悍さがアップした。コンパクトカーながら、堂々としたフェイスとなった。存在感は、他の輸入Cセグ車と比べても引けをとらない。
インテリアは、選択肢が広がった。CTはCセグ車とはいえ、レクサスブランドであり小さくても高級車だ。高級車買う顧客の多くは、自分の好みにどれだけ近い仕様にできるかというのも要望のひとつだ。そういった細かいオーダーに応えるために、シート表皮と内装色、オーナメントパネルの選択パターンを約80通りに拡大。高級車らしく、選ぶ楽しみを大幅にアップしている。
シート表皮にはL tex(エルテックス)と呼ばれる本革に近い風合いと手触りを追求した合成皮革を採用。パネルには、匠の手技によって創り出された縞杢や、艶と奥行きを演出するブラックメタルを設定し高級車に相応しい高いクオリティとしている。
レクサスCTCTは、楽しい走りをアピールするコンパクトカー。そのため、走行性能の基本ても言えるボディをさらに鍛えた。ボディのスポット溶接打点を増しや、ボディを面の結合では、たわみを抑える構造用接着材などの生産技術を投入し、ボディ剛性を強化。鍛えたボディの効果で、操舵時の車両応答性を高め、優れた操縦安定性と上質な乗り心地を実現した。そして、ハイブリッド車ならではの静粛性も吸・遮音材の改良などにより向上させている。
ハイブリッドとえいば、気になるのは燃費。アクアはマイナーチェンジで、システムの効率を見直し燃費をアップ。そうした流れるを受けると、CTの燃費アップも期待されたが、残念ながら今回は燃費アップはされていない。アクアには、フィットという強力なライバルがいて、燃費競争を繰り広げていたこともある。CTは今のところ同じハイブリッドのライバルはいない状態。やはり、競争が無いと燃費アップはされないということなのだろう。
燃費では劣るものの、高い走行性能と安全装備でゴルフ7は、299万円とかなりリーズナブルな設定。アクセラのディーゼルは、420Nmという圧倒的なパワーと燃費を誇り約298万円。CTもハイブリッド車ということや、レクサスブランドというだけでは、うかうかしてられないと思うだが・・・。
■レクサスCT200h価格
・3,560,000~4,480,000円

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