ミニ クラブマン
<カジュアル系ミニが、気品さをもった高級車に大変身したボンド・ストリート・パッケージ>
ミニ クラブマンBMWは、シューティング・ブレーク・コンセプトを採用したワゴンタイプのボディをもつミニ クラブマンにデザイン・パッケージ「ボンド・ストリート・パッケージ」を設定し発売を開始した。

ミニ クラブマンは、2007年にデビューした。ワゴンのようなボディスタイルだが、コンセプトは英国で狩猟などに使われていたシューティングブレークがデザインの原点となっている。1960年代に生産され、英国において伝説的なクルマになっているモーリス・ミニ・トラベラーやオースチン・ミニ・カントリーマンのコンセプトを受け継いでいる。

ミニの全長を240mm、ホイールベースを80mm延長したことで、足元スペースが80mm拡大し、しっかりと4人が乗車できるようになった。リヤゲートは、個性的な左右に開く観音開き。運転席ドア後ろに追加されたクラブ・ドアは、進行方向とは逆に開くというオリジナリティが高いもので、機能性も高く、後席への乗り降りを容易にしているのが特徴だ。ミニがもつ独自の世界観に共感し、ミニが欲しいと思っても、3ドアHBであること、後席&カーゴスベースが実用的ではないなどの理由でミニの購入を断念していたような顧客層を上手く取り込むことができたモデルでもある。また、樹脂製のフェンダーなどが採用されていることもあり、SUV感もプラスされていて、全体的にカジュアル&アクティブというイメージをもったモデルだ。

今回設定された特別仕様車名であるボンド・ストリート・パッケージのボンド・ストリートとは、ミニの生まれ故郷であるロンドン中心部のウエストミンスターにある街路の名前が使われている。このストリートは、ロンドン有数の高級ショッピング街として知られ、高級ブティック、宝飾・貴金属店、骨董美術品店が並んでいる。その高級なストリートのイメージに相応しい雰囲気にまとめられたのがミニ クラブマン ボンド・ストリート・パッケージなのだ。

ミニ クラブマンエクステリアは、深みのあるブラックのボディ色に、シャンパンゴールドのようなルーフとCピラー塗装、 レザー仕上げダッシュボードなどでまとめられている。上品で小さな高級車といった印象だ。カジュアル&アクティブさをイメージさせる樹脂製フェンダーなどは、ブラックのボディ色ということもあり自然と馴染んでいるのも特徴だ。

インテリアは、レザー仕上げのダッシュボードにディープシャンパンカラーのパイピングが施されたブラックのレザーシートがラグジュアリーな空間を作り上げている。小さいクルマなのだが、高級感はクラスを超えた上質なものとなっている。

価格は、ミニ クーパー クラブマン ボンド・ストリート・パッケージが350,000円。ミニ クーパーS クラブマン ボンド・ストリート・パッケージが280,000円となっている。このくらいの価格アップで、まったく違った高級感あふれるクラブマンになるのだから、お買い得感もある。ラグジュアリーなクラブマンに共感できるのなら、ぜひとも選びたいパッケージだ。

ミニ クラブマン主な装備内容
>> ボディー・カラー:ミッドナイト・ブラック
>> レザー・ラウンジ・ディープシャンパン**
>> クローム・ライン・インテリア
>> クール・シャンパンCピラー**
>> クール・シャンパンボンネット・ストライプ**
>> ルーフ&ミラーキャップクール・シャンパン**
>> インテリア・サーフェス・ディープ・シャンパン**
>> レザー仕上げダッシュボード
>> クールシャンパンホイールキャップ付き17インチアロイ・ホール・ツインスポーク**スポーツ・シート*
>> レイン・センサー
>> ホワイト・ターン・シグナル・ライト
*: MINI Cooper S Clubmanに標準装備のため、MINI Cooper Clubmanにのみ装備。
**: パッケージ専用アイテム