クルマでしか行けないVol.7 長野県は食と歴史の宝庫です。 その２ 「安曇野のワサビ農場でくつろぐ」
すき焼きも美味しいのですが、ミディアムレアで焼いたお肉をワサビ醤油で食べるのも絶品ですよね。そこで欠かせないのがワサビ。実は長野県はワサビの生産量が全国一位でその中でも安曇野産が90％を占めています。ワサビの栽培に適した場所といえば、冷涼な気候と清らかな水です。北アルプス山麓から下ってきた川の水が地下水として湧きでた場所が安曇野で、ワサビ栽培に適していると言うことからワサビ田が開拓されたとのこと。
■河童が泳いでいても不思議ではない風景 安曇野の中で有名なのが、大王わさび農場です。農場と名は付くものの観光地で、年間約120万人が訪れると言います。わさび農場に…と思われる方もいるかもしれませんが、一歩足を踏み入れるとその理由が分かります。
澄んだ水が緩やかに流れる小川と水車は、まるで河童が登場してきそうな風景です。都会のビル群の中で暮らす人たちにとって、絵葉書のようなこの風景は、心に沁みるものでしょう。実は、この水車、黒澤明監督の映画『夢』の中にも登場しています。
黒澤明監督の映画に登場した水車は、平成元年に映画のセットとして建てられました。
鼻にツンとくるのを覚悟しながら一口。まずはソフトクリームの甘さが…。あっ、ありましたワサビ。口の奥の方でスッキリとした風味が広がります。甘さ+清涼感ですね。是非、ご賞味あれ。 今回は、時間の関係で風景を中心に取材しましたが、もう一度訪れた際には、鼻いっぱいにツンとしたいと思います。
大王わさび農場
住所：長野県安曇野市穂高３６４０
電話：0263-82-2118
その３は「長野が誇る国宝に出会う安楽寺」です。どうぞおたのしみに！
（クルマでしか行けないは毎週金曜日更新です）
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