軒先に置いて、傘の代わりに オペルティグラ 今週はガリバーで久しぶりにお目にかかりました「オペルティグラ」が入庫しています。このクルマが私のまなざし、ぐいとつかんで離さないのです!!

オペルティグラはコンパクトカー「コルサ」、日本では既に同じ名前の国産車があったので、「ヴィータ」という名前で販売されました。この頃から輸入車が増え、それまで限られた人の贅沢な選択肢だったものから、ぐっと身近な存在になってきました。

そんないわゆる「ブレッド・アンド・バター・カー」をベースに、小さな、小気味好い、若々しくアクティブな印象のクーペボディを与えたのは当時オペルに在籍していた日本人デザイナー、児玉英雄さんでした。しっかり個性的でわれわれ人間の感覚で自然と抱くことができるエネルギー、生命、発想。すべての源泉を想起させるこの頃のオペルに共通する「卵」のようなフォルム。しかし、決して特異ではなく、有機的なデザイン。黄色のペイントもあってか、思わず笑みを浮かべてしまいそうな、ほほえましいようなところもありますね。

常々思うのは、クーペと暮らす、というのはなかなか贅沢なものだと思うのです。なにしろ、個人のための空間なのですから。「誰かのために」より「こうありたい!!」を優先しているのですから。それはこんな小さなクルマでもしかり、だと思います。

こんなかわいいクーペ、いつも手元に、傍らに置いて、傘のようなんかにも使いたいですね。非日常に憧れを抱く、ではなく「日常にスマイルを」・・・そんなクルマではないでしょうか。

そしたら自然に「ついついお出かけしたくなる」でしょう。この一点をもってして、このクルマの存在価値は、過ぎるほどにあるのではないか。
懐かしさとともに、とても愛すべきこのクーペを見ていると、あらためて思うのです。
「これだからクルマっていいんだよな!」

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