究極のクルマ。
だいたい、自走できないトレーラーハウスなんて言うのも、自動車のご先祖様、馬車の面影があっていいではありませんか。
難しいことはいいっこないです。野外活動で大活躍です。いろんな事が出来るのです。自動車界の十得ナイフ。これはもはや間違いなくスーパーカーです。
どうしても、一度実物のキャンピングカー見てみたかったものですから、出かけたのはビッグサイトのキャンピングカーショウ。
忘れてましたではすまされない。そんなクルマたちについて、今週は車庫譚です。
「できません」とは言わない日本のモノづくりの象徴
どうしても一度本物が見てみたい、と思ったのが、最近書店でキャンピングカーの雑誌でよく取り上げられている、軽自動車のトラックコンバージョンタイプのキャンピングカーです。
実は、少し前からちょっと興味がありました。だって、ちょっと出かけても軽自動車です。美味いものを買い込んで、その足で、景色のいいところまでショートトリップ(必ずしもドライブではない)、そこで素晴らしい景色と美味しい食事、そのまま眠ければ寝たっていいのです。こんな芸当も難なくこなせる。考えた人はすごいなと思いました。
私は仕事で秩父の奥へ行って、帰りが10時を過ぎたことがありました。帰りは秩父鉄道に沿って長瀞なんかを通り、本庄児玉まで出るのですが、その途中の星のきれいなこと!!こんな都心の近くにこんな環境があるなんて!コーヒーを買ってしばし夜空を眺めたりしたものです。そして川越あたりまで戻ってきたらもう日付が変わってしまいました。すると、どうしても眠くなってきて、私は荒川のそばで仮眠をとりました。
そんな遠くなくても、「眠れる車っていいなあ」このとき何となくそう思ったものです。
プリウスの新車を買うお金があるならば
何も、キャンピングカーを軽自動車で作ることないという向きもありましょう。そこそこの大きさのクルマがあれば、割とちゃんとしたキャンピングカーがたくさんあります。でも、普段の生活圏内でももっとクルマの旅が自由になる、軽キャンパーは実はかなり贅沢な乗り物なのです。
住空間を、日本特有の自動車の規格軽自動車にまとめ上げたこのクラス、いずれもなかなかの仕上がりです。自動車用の部品というよりは、強化プラスチック製素材なども多く、ちょっと船のパーツを彷彿とさせるものも多く見受けられました。
大きなキャンピングカーは確かにいいものです。しかしこれはこれで、「これでよい」という日本人特有の節度と、軽自動車でも「できます」という意地とクラフトマンシップが造り上げた誇りのようなクルマとの印象を受けました。
乗車定員はもちろん4人です。税金も軽8ナンバーで安いです。燃費もリッター15キロ近くは期待してもいいようです。
値段は軽自動車としてはちょっと高いですが、250万円強の価格帯。十分普通のクルマの価格帯ではないでしょうか。あ、プリウスさんの価格くらいです。
ただ、ショウでもあちこちで話題に出ていたのがあの高速道路の通行料金の話です。この車トラックベースの車なのでどうも週末の均一料金ではないのだそうです。ま、短時間に移動距離を高速で稼ぐような旅はこういったクルマの本領ではないでしょう。
理想的にはこれ。ホントに欲しくなってしまいました、ヨーロッパ製のキャンピングトレーラー。重量が750キロを切っていますので、けん引免許は不要。普通車免許で運転可能です。
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「第5回 東京キャンピングカーショー」概要
■会場:東京ビックサイト 西1ホール
■内容:国産・輸入キャンピングカーの展示及び関連用品の展示と即売
■主催:東京キャンピングカーショー実行委員会・東京新聞
■協力:日本RV協会・くるま旅クラブ
■後援:月刊オートキャンパー・月刊ガルウィ・キャンプカーマガジン
■入場料:一般大人1,000円(当日)[中学生以下無料]
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