エコカー減税、重量税・取得税100%キャッシュバックキャンペーン

エコカー減税でエコカーの新車が激安!!

 最近クルマの話題がいろいろと盛り上がってる。200万円を切るハイブリッドカーのインサイトが発売されて人気を集めたり、それに対抗してプリウスが大幅値下げをすると報じられたり、あるいは高速道路では休日特別割引が実施されて長距離を1000円で走れるようになったり、何かとクルマが話題にのぼるようになってきた。
 最も大きいのは4月からエコカー減免税が実施されたこと。インサイトやプリウスなどのハイブリッド車は自動車取得税と自動車重量税が100%減税。翌年の自動車税も半分になり税負担が大幅に減ることになった。
 さらに、これはまだ決まってないが、追加経済対策として新車から13年以上経過したクルマを新車に乗り換えるなら25万円(軽自動車は半分)の補助金を出すとか、そんな古くからの代替でなくても2010年燃費基準を達成したクルマなら10万円の補助金が出るなんて話も伝わってきた。
 税制上の優遇策や補助金などのインセンティブによって、環境性能も燃費も低レベルの古いクルマから、排気ガスがクリーンで燃費も良い最新のクルマへの代替を促進し、それによって経済的な波及効果を出すことで景気を盛り上げようというのは良く分かる。
 クルマの税金を下げろって話は前から言われてきた。それがエコカーに限ってやっと実施されるようになったのは、取り敢えずいいことだと思う。幅広いクルマが対象になる追加の経済対策もとりあえず歓迎していい。

新型トヨタ プリウス
すでに5万台以上が予約受注されたという新型トヨタ プリウス。エコカー減税の中心になるクルマだ。
新型ホンダ インサイト
エコカー減税では、唯一トヨタ プリウスと勝負できるハイブリッドカー

リユース(中古車)は、エコの中心で庶民派の懐にも優しい!

 これらの対策は、全部新車を買う人だけが対象。税金がゼロになるハイブリッドカーを買おうと思ったら、安くなったと評判のインサイトでも総予算200万円じゃあ買えない。レクサスLS600hの購入時の税金が80万円以上安くなるって言ったって、庶民には全く関係がない。クルマにそんなにたくさんのお金をかけられないから、新車じゃなくて中古車を買おうって思ってる人には何の恩恵もない。
 まあ、新車が割安になれば、それに対応して中古車の相場も下がるから、回り回って中古車のユーザーにも恩恵があるかも知れないけど、庶民には分かりにくいのでうれしさもあまり感じない。
 そもそも中古車は、前のユーザーが使ったクルマを次のユーザーがもう一度使うのだから、リユースになる。環境にだって良いことだ。環境のためにはリデュース(減らす)、リユース(そのままもう1回使う)、リサイクル(元に戻してもう1回使う)が大切。その真ん中にあるのがリユース=中古車なのに、それに減免税や経済対策が及ばないってのは、少々疑問に感じる。
 不景気からの脱出には、裾野の広い自動車産業が元気になることが必要。それには新車が売れるのが良いっていうのも良く分かる。だけど、所得がそんなに多くなく新車には手が出ないって人いう庶民にこそ、経済対策がなされるべきではないだろうか。

レクサスLS600h
1000万円以上もする超高級車レクサスLS600h。エコカー減税の対象となるハイブリッド車の最高峰。エコカー減税により、約80万円以上安くなるといわれても庶民には、まったく無関係。数千、数万台と売れるわけでもないので、経済にも影響なしか?
レクサスGS450h
こりらも高級ハイブリッド車であるレクサスGS450h。このクルマもそれほど大量に売れるクルマではないので、経済には影響なしと思われる。エコカー減税は、まさにハイブリッド車種を大量に持つトヨタが圧倒的に恩恵を受ける傾向にある。

庶民の味方!? 中古車を対象とすることで、より買いやすく選択肢も豊富になる

 と、思っていたところ、中古車販売・買取りのガリバーさんがやってくれました。中古車でも購入時に自動車取得税分と自動車重量税分をキャッシュバックするって話が伝わってきた。
 中古車になると自動車取得税も安くなり、新車から5年落ちくらいになると自動車取得税がかからなくなったりする。年式の新しいクルマだと、新車よりずっと安いけど自動車取得税が課税される。ガリバーではその分をキャッシュバックしてくれるってことだ。
 さらに新車のエコカー減税では自動車重量税も対象にしているので、この分も対象にしてくれる。中古車を買うときに車検を取る中古車では、2年分の自動車重量税を納税することになる。ガリバーで中古車を買うなら、その分もキャッシュバックしてくれる。これってけっこう大きい。
 今回のキャッシュバックは、おおむね新車から4年落ちくらいまでの中古車対象。平成15年式あたりまでってことは、中古車でも購入時に自動車取得税がかかる高年式のクルマも主な対象車にしている。
 平成15年式あたりまでが対象ということは、このあたりからクルマの環境性能がどんどん向上して、排気ガスがクリーンになったクルマが多くなっている。同時に燃費も向上して2010年基準値を達成するクルマが増えてきたころだ。より古い年式の中古車をこのあたりの年式の中古車に代替するなら、リユースも含め十分に環境に配慮したってことになると思う。対象車両も2リッター以下と限定しているのもポイント。大排気量で重量も重く、燃費の悪いクルマは、エコではないという判断なのだろう。もちろん、そういったクルマは高価なものが多いので、庶民のための施策にはならないはずだ。

大排気量で重くて燃費が悪いのにエコカーになる矛盾

 新車のエコカー減税では、3.5リッタークラス大型ミニバンの4WD車など車両重量が重い区分に入るので燃費基準に合致してエコカー減税の対象になる。あるいはオプションでサンルーフなどを装着したら、重量が重くなって燃費は悪くなるけど区分が変わって基準値収まるので減税の対象になる。そんなエコとは矛盾した話がいろいろある。それに比べたら、今回のガリバーの中古車代替促進策は、民間企業がやる賢い環境・経済対策って言ってもいい。
 新車じゃないとエコカー減免税の対象にならないのかとフテ腐れている人だったら、ガリバーのキャッシュバックを検討したらいい。また、そうじゃなくても実質値引きなのだから、中古車を購入しようかと思っている人には、お得にクルマを乗り換えられるチャンスだ。

<キャンペーン概要>

■期間 : 2009年5月2日(土)〜2009年6月30日(火)の間に購入契約された方
■対象車両 : ガリバーで販売している中古車で平成15年式以降で排気量2,000cc以下乗用車と軽乗用車
※ロータリー車・並行輸入車を除く
※一部店舗では、値引き対応
■問い合わせ先:0120-22-1616[フリーダイヤル]
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