優れたチームワークで過去最高の記録
ドイツ・フォルクスワーゲン グループは、08年度(08年1月〜12月)決算で販売台数、売り上げ高、利益目標を達成し、いずれも過去最高記録をマークした。販売台数はグループ全体で630万台(＋1.3%)、売上高1138億ユーロ(＋4.5%)、営業利益63億ユーロ(＋3.0%)。
未曾有の不況下、グループ全体で52の新型モデルを投入した結果、VW、アウディブランドなどがともに好調で、特に中国市場では初めて100万台以上を販売したほか、南アメリカやアジア太平洋地域での成長が著しかった。また新型車投入の際の生産コストも見直されたことで、為替相場の影響を最小限に抑えた。
フォルクスワーゲンAG会長のDr.ヴィンターコルン氏は決算会見の席で「フォルクスワーゲンにとって2008年はとてもやりがいのあった良い年だった」と語り、結果が出せたことは「優れたチームワークによるもの」と、グループにおける協力体制が出来上がっていることを強調した。09年の見通しについては難しいとしながらも、グループ全体で60種の新型車投入の予定があることを明らかにした。
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