新エンジン・新デザインでイメージ一新!
ドイツ・フォルクスワーゲンは3月2日、5代目となるコンパクトカー「ポロ」をフルモデルチェンジし、スイス・ジュネーブショーで世界初公開を行った。欧州での発売は09年6月末を予定する。
新型ポロは、燃費や環境性能に優れるTSI・TDIエンジンや7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)をゴルフに続き採用。特に最新の1.2TSIターボ付き直噴エンジンは、最高出力105ps(77kW)を発揮するいっぽう、100kmあたりわずか5.5リッターの燃料消費(リッター換算でおよそ18.2km/L)、CO2排出量125g/kmを誇る。安全性能についてもEuroNCAP5つ星基準を目指した安全ボディや能動安全性能についても上級車並みのデバイスを標準装備とした。
エクステリアは、VW車の最新トレンドに合わせクリーンでシャープなデザインとし、車幅を拡大し車高を低めることでダイナミックなイメージに変身した。インテリアについても、白色バックライトのメーターパネルを新型ゴルフに続き採用し、インパネをドライバー向きにオフセットさせるなど、新たなレイアウトデザインに進化した。ドイツ本国での正式デビューは今年6月末、欧州各国では7月初旬を予定する。日本仕様の詳細や発売時期については今のところ未定だ。
世界一低燃費なポロも2010年発売へ
ジュネーブショーでは併せて、コンセプトカー「ポロ ブルーモーション」も発表された。1.2リッターTDIディーゼルエンジンを搭載し、アイドリングストップと回生ブレーキを採用。燃料消費量3.3リッター/100km(リッター換算でおよそ30.3km/L)、CO2排出量87g/kmと驚異的な低燃費・エコ性能を誇る。フォルクスワーゲンでは新型ポロ ブルーモーションを世界で最も低燃費な5シーターだと主張。2010年の正式発売を予定している。