大排気量エンジン並み!強力パフォーマンスを実現したテクノロジーを採用
米ゼネラルモーターズは、キャデラックのデザインを一新し、より効率的でハイテクノロジーなエンジンを搭載した次世代2010年型 SRXクロスオーバーを発表。1月11日から開催される「デトロイトショー2009」にて、ミドルサイズのラグジュアリー・クロスオーバーとして出品される。
2010年型SRXは、キャデラックでは初めて2種類のハイテク6気筒エンジン(キャデラックが北米で販売する最小排気量エンジン)を用意するなど、効率的なパフォーマンス設計になっている。
また、新3.0L直噴V6エンジンを標準装備しており、新2.8LターボチャージV6をオプションで用意した。どちらのエンジンも、大排気量エンジン並みの強力なパフォーマンスを実現するテクノロジーを採用。直接噴射技術を採用したことにより、炭化水素排出量は25%削減される。
さらに、どんな走行条件下でも、ハンドリング性能と車体の安定性が最適化される全輪駆動(AWD)システムを採用したことで、パフォーマンスと安全性が強化。このAWDシステムには、高度な電子制御リミテッド・スリップ・デフ(eLSD)が組み込まれ、これによって、トルクが前輪車軸から後輪車軸へ伝達されるだけでなく、必要に応じて後輪車軸から左右へも伝達される。こうした予測型のアクティブ・オン・デマンド・システムは、濡れた路面や凍結した路面条件下でさらなる能力を発揮する。
また、2010年型SRXモデルは、トレッドが広くなっている。定員は5名で、座席スペースも荷室も余裕のある設計になっているため、3,500ポンド(1,587kg)まで牽引することが可能となっている。