注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:日産 キューブ

日産 新型キューブの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車研究所)

 11月に日産の新たな世界戦略車となるキューブが発売された。日産ではこれまで北米市場向けにSUVやセダン・クーペといったジャンルの大排気量車を中心に揃えていたが、世界的な燃料価格高騰による大排気量車離れが深刻で、遂に北米でもキューブを発売することとなった。

 3代目となる日産・キューブは、先代モデルの左右非対称となる後部デザインなどイメージを踏襲しつつ、無駄なディテールを取り除いた。また、3列シートのキュービックを廃止し、ホイールベースを100mm延長し室内寸法を拡大。コンパクトなボディながらゆったり過ごせる居住空間を確保した。

 デザイン全般的にはかなり丸みを帯びたものへと変化したが、その名の通り立方体を組み合わせたようなスタイルは健在で、居住空間の自由度が同クラスのライバルと比較して有利だ。また、キューブのもうひとつの売りでもあるソファーのようなシートはクッションパッドの厚みを最大で40mm増やすとともに、座面部に「Sバネ構造」を採用し、さらに奥行きのあるクッション性による「ソファー感」を向上するなど、ユニークなエクステリアと共にキューブらしさが存分に味わえる改良が施されている。

 ガソリン価格高騰による低燃費車離れが続く中、コンパクトながらもゆったりドライブできるキューブはこれから注目されるだろう。世界戦略車として、様々な体格の乗員に適応できるよう開発されているため、ゆとりあるコンパクトカーといえそうだ。

今回のクルマ
Specifications
グレード
15X Vセレクション
ボディサイズ
3890x1695x1650mm
エンジン型式
HR15DE型
総排気量
1498cc
最高出力
109ps
最大トルク
15.1-m
10・15モード燃焼
19.2km/l
定員
5人
発売日
2008年11月26日
車両本体価格
\1,701,000

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リセールバリュー診断

 新たなパッケージに包まれてデビューした新型キューブのリセールバリューは3年後で最大59%と少し渋めの結果だ。コンパクトカーではホンダ・フィットやトヨタ・ヴィッツなどが販売台数を稼ぎ、リセールバリューも高い。1.5リッターのみとなるラインアップはコンパクトカーとしては少し大きい。最新モデルゆえ、キューブが環境に配慮された設計がなされているのは当然とはいえ、燃費は最高で19km/L。クラストップのクルマが20km/L以上とあればインパクトは弱い。スタイルも好みが分かれるところなので、他のコンパクトモデルと比較すると厳しい結果となった。

 今後どのようなラインアップとなるかは不明だが、更なる低燃費モデルの追加などが行われればもう少し高いリセールバリューが期待できる。

車両本体価格
\1,701,000
登録など諸費用
\230,000
値引き
\-100,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
44〜59% B
約 \ 827,000

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