松下宏 |
きっちりした造りのよさを感じさせるのはフォルクスワーゲンらしいところ。安全装備の充実度を考えると価格には輸入車とは思えないくらいの相当な割安感がある。輸入車のSUVとしてはイチ推しにできるモデルで、国産車のコンパクトSUVと比較して選べるクルマである。オンロード志向の強さでいえば、デュアリスのほうが性格的に近い。 |
国産SUVの売れ筋モデルであるだけのことはある。キープコンセプトのクルマ作りながら、アウトドアレジャーを楽しむユーザーにとって使える1台となっている。ディーゼル車は環境性能は高いものの、MT車だけなのでイメージ作り先行といった印象。ガソリンのCVT車でも十分に燃費がよいのでSUVが欲しい人にオススメできる。 |
片岡英明 |
全幅は広いが、日本の道路でも無理なく取り回しできる大きさのSUVだ。2リッターのターボエンジンは3リッターの自然吸気エンジンのように滑らかで、動力性能も余裕たっぷり。フットワークも冴えている。オフロードも無理なく走れるが、最低地上高はもう少し欲しい。快適装備と安全装備も充実している。輸入車ファンならずとも魅力的なSUVだ。 |
道具感覚で使い倒せる、懐の深いクロスオーバーSUVだ。2代目はキープコンセプトだが、質感は高められ、装備も一段と充実したものになっている。オンロード性能だけでなくSUVとしての基本性能も大きく向上した。選択肢が多く、リーズナブルな価格なのも魅力だ。ただし、新設定のディーゼルは6速MT車だけの設定となっている。 |
国沢光宏 |
ゴルフやポロなどに代表される最近のフォルクスワーゲン車は、安全装備の充実や新しい技術の採用などにより、同じクラスの日本車と真正面から比べても優位。トヨタ・ブレイドとゴルフを比べたら、迷うことなくゴルフを推奨します。けれどティグアンはいろんな意味で「よいだけ」のドイツ車というイメージ。好きな人ならどうぞ! |
2リッターエンジン車なら同じ装備内容で100万円安い。パワフルな2.5リッターでも80万円の価格差がある。もしマニュアルミッションを苦にしないなら、世界でもっともクリーンなディーゼルというチョイスも面白いだろう。もし輸入車にこだわらないなら、フル装備のエクストレイルというのも面白いチョイスかと。 |