新型車も好調な販売を見せている新型ワゴンR

不況に強い軽自動車!販売台数は大きく落ち込んでいない!

新型ワゴンRスティングレーも販売が好調だ

 世界的な不況の影響で新車販売は伸び悩んでいますが、その中でも検討しているのが軽自動車。普通車は夏から前年を大きく下回っていますが、軽自動車はほぼ横ばいか前年を上回る月もあるほどコンスタントに売れ続けています。

 それは今年、軽自動車のベストセラーモデルであるワゴンRや、ホンダの人気モデルであるライフがフルモデルチェンジを行っていることが大きく影響しているでしょう。ダイハツは昨年までのニューモデルラッシュが落ち着いていたので、今年はムーヴコンテぐらいしか新型車はありませんでしたが、タントやムーヴは好調な販売を持続しています。
新型ライフも販売目標を上回る好調なスタートを切った

 これぐらい軽自動車が順調に売れていると、年明けから来春の決算期にかけては発売直後のワゴンRやライフ、タントがさらに販売を伸ばすと思われます。それに伴い代替え需要などで下取りに出される先代モデルの中古車も一気にタマ数が増えて、相場が下がってくると予想されます!

2009年は先代ワゴンRやライフが買い時になる!

先代ワゴンRは年明けからお買い得な価格まで下がるはずだ

 先代のワゴンRの中古車の販売価格は、まだ大幅に下がってきてはいませんが、流通量自体は増えてきているので、年明けぐらいからは徐々に相場が下がっていくでしょう。

 また、ワゴンRは新型の登録済未使用車や試乗車として使われた走行距離の短いクルマが中古車として流通しているケースも多いので、新車を考えている人も中古車を検討してみる価値があります。登録済未使用車の車両本体価格は、あまり安くはないこともありますが、諸費用を含めた総支払額では新車よりもお買い得なことが多いので、新車と中古車の両方の見積もりを取って比べてみてください。
先代ライフも程度の良い物件が低価格で売られ始めた

 ライフも新型が登場したことで先代モデルの中古車が増えてきています。特に先代ライフは走行距離の短い程度の良い物件が目立つので、今が狙い目です。新型ライフは新車の価格帯を下げ、後席のシートアレンジを簡素化して、走りも街乗りを重視した柔らかい足回りになってしまったので、クルマのポテンシャル自体は先代のほうが高かったような気がします。そのため、先代の新車のような物件が100万円を切る価格で買えるのは、かなりお買い得感があるでしょう。

人気のタントの未使用車もガリバーの中古車検索に数多くヒットする

 人気のタントも登録済未使用車が多く流通しているので、新車を検討している人は見逃さないで下さい。このような登録済未使用車は来年になると一年落ちとなり、価格を下げるケースも多いので、新車や登録済未使用車を考えている人は年明けからが勝負です!

 アメリカのビッグ3の経営破綻問題など暗いニュースが多い自動車業界ですが、日本独自の軽自動車に関しては人気のニューモデルが数多く登場し、今後は中古車市場も賑わいを見せそうなので、来年は軽自動車の中古車が熱い年になってくれるそうです!

written by 岡島裕二