ノーマル「S2000」を凌ぐ空力性能!
スポーツモデューロS2000コンセプト、このクルマはもはや、純正パーツメーカーの域を遥かに超越している。
エクステリアに装着された有機的なエアロパーツは、25%スケールモデルを使い風洞実験経て開発。実行空力進化をテーマに練り上げられたディテールは、まさに空気を味方につけるためのもの。空力性能を表すCD&CL値は、ノーマルのS2000を凌ぐパフォーマンスを見せ付ける。
さらに、ノーマルのS2000はルーフのオープン、クローズに空力が変化し乗り味に変化を生じる部分にもメスを入れ、ルーフの開閉から生じる空力変化さえも最適化したという。もはや、メーカー以上の空力研究の結果といえる。
その深いこだわりは、足元のホイールデザインにも影響を与える。一見、昔懐かしいディッシュタイプのホイールに見えるが、ホイールセンターのディッシュ部分は樹脂製のカバー。このカバーにより、ホイールまわりの空力を最適化すると同時に、ブレーキのクーリング効果も狙った逸品だ。
ホイールサイズは、フロントが17インチ。リヤが18インチという異径サイズを装着。このサイズも、カッコだけでなくS2000のFRという駆動方式を最大限に生かすために、リヤのトラクションをしっかりと路面に伝えるものだ。
スゴイ!こんな本気のアフターパーツ
インテリアで最大の注目ポイントは、有機ELを使ったメーターパネル。これは完全にデジタルメータ。有機ELという液晶パネルは、低電力で薄く軽量化ができ、さらに深い黒色でコントラストが際立ち色彩がきれいという今後注目の素材。そんな素材を使い視認性でスポーツカーの感性に応えている。具体的にいうと、ノーマルとスポーツモードの2タイプのメーターデザインを持つ。ノーマル時は、燃費運転時はグリーンに発光。スポーツモード時には、エンジンの回転数がレブリミットに近づくとイエロー。レッドゾーンになるとレッドにそれぞれ画面がフラッシュしドライバーにインフォメーションする。
今まで、こんな本気のアフターパーツがあったのか? もはやコレは、自動車メーカーの研究領域なのでは? と、思ってしまうほどスゴイ。かなり、本気。それほど儲かるとは思えないアフターパーツ界において、ここまで研究開発費を投入するホンダアクセスって、いったいナニモノ? などと考えてしまう。
トヨタにはTRD、日産にはニスモ、ホンダには無限というワークス系アフターパーツメーカーが存在する。そんな各ワークスより、ホンダアクセスの本気度は群を抜いている。ホンダのスポーツ系ユーザーは、こんな本気モードのホンダアクセスのパーツを装着できて、とても幸せだと思う。