急激に中古車相場が下がり始めた先代オデッセイ

新型の登場で早くも先代モデルの相場が下がり始めた!

月販目標の2倍近い受注を記録した新型オデッセイ アブソルート

 ジョージ・クルーニーのCMでお馴染みの新型オデッセイ。みなさんは、もう実車をご覧になりましたか? CMを見ただけだと伝わり難いですが、新型オデッセイの最大の魅力は走りが大幅に洗練されていることなので、興味がある人は是非ディーラーなどで試乗してみてください。

先代オデッセイのリヤビューはスッキリしたデザイン

 新型オデッセイは販売も好調デス!発売後1ヶ月の受注状況は月販目標4000台の2倍近い7500台を記録しています。しかも、最も売れているのがスポーティグレードのアブソルートで、48%もアブソルートが占めているとのことです。オデッセイのキャラクターが最も色濃く反映されているアブソルートが最多量販グレードとなっているということは、この先もしばらくは好調な販売を見せてくれるでしょう。

新型はリヤビューも躍動感のあるデザインが採用されている

 新型が順調に売れてるということもあり、ここ数週間で先代オデッセイの中古車相場はさらに急降下しています!新型登場前は安くても130万円程度でしたが、最近は120万円台がゴロゴロと見つかり、110万円台の中古車も出始めています。走行距離が10万km以上伸びていたり、修復歴があると100万円を切る中古車も出てきています。

先代でもオデッセイの魅力は十分に味わえる!

先代オデッセイのインパネも質感の高さでは定評があった

 2004年に登場した先代オデッセイは立体駐車場にも入る低い全高を採用しながらも、十分な室内高を確保し、不可能といわれた3列シートのミニバンパッケージを実現しました。スタイリングも豹をイメージしたスポーティなフロントマスクを採用し、今までのミニバンの概念を打ち崩すようなインパクトのあるモデルでした。

現行型のインパネも基本デザインは大きく変わっていない

 全高が低くなったことでクルマの重心も大幅に下げることが可能となり、ミニバンらしからぬスポーティな走りに仕上がっていたので、ミニバン独特の大きなロール感が嫌いなドライバーからの支持を集める事にも成功し、新たなミニバンユーザーを開拓しました。

 そして新型オデッセイは先代が作り上げたパッケージングやプラットフォーム、パワートレインを受け継ぎながら、乗り心地や運転席からの視界などを熟成させているのです。

居住性の面では3列目以外は先代も新型も大きな違いはない

 したがって、走りの心地よさなどは先代よりも新型のほうが確実に上回っていますが、居住性などのパッケージングや、スポーティなエクステリアに関しては、先代でも十分にオデッセイの魅力を味わうことができるのです。

 新車だとオプションや諸費用などを含めると300万円オーバーは間違いありませんが、新型オデッセイとほぼ共通のパッケージングを持つ先代の中古車なら、その半額程度から探すことができるのです!

 先代オデッセイは今後も徐々に相場を下げていくと思われますが、こういった中古車の人気が高いミニバンは100万円台前半ぐらいで一度下げ止まる傾向があるので、この冬から春先にかけては先代オデッセイの買い時と言えるでしょう。ガリバーの中古車検索にも続々と入庫しているようなので、気になる人はマメにチェックしておきましょう!

written by 岡島裕二