日産、CO2排出量削減に向け低燃費エンジンを共同開発 原子力機器用中性子可視化装置(イメージ図)

原子力機器用中性子可視化装置(イメージ図)

原子力機構の技術敵用

 日産と独立行政法人日本原子力研究開発機構は、クルマの低燃費化によるCO2排出量の削減に向けて、エンジンや駆動系部品内部の潤滑オイルの挙動を可視化する技術の共同開発を開始した。
 今回の共同開発では、世界で初めて高速で運転するエンジン内部の潤滑オイル挙動解析を実現するための撮像システムと解析手法の開発を進めていく。原子力機構は原子力分野での中性子計測のノウハウを生かし、エンジンに適した撮像システムの検討と流体挙動解析手法の開発を、日産はエンジン撮像システムの製作と実際のエンジンを用いた可視化実験を行い、エンジン開発・設計への技術適用を、共に原子力機構東海研究開発センター原子力科学研究所の研究用原子炉JRR-3を活用し、進めていく。

日産、CO2排出量削減に向け低燃費エンジンを共同開発 エンジン内部の潤滑オイル挙動の高速度撮影(例)

エンジン内部の潤滑オイル挙動の高速度撮影(例)