ルノー トゥインゴ インテリア
ルノー トゥインゴ インテリア

室内空間はひと回り拡大され、居住性はアップした。初代はいかにもプラスチックといった感じの質感だったが、新型トゥインゴでは上質な雰囲気がプラスされている。

ルノー トゥインゴ フロントシート

シートの出来は非常に良く、長時間乗っていても疲労感は少ない。頭上の空間にもゆとりがあり、快適な移動空間だ。

ルノー トゥインゴ リヤシート

見た目はたいしたことはなさそうだが、リヤシートの居住性に不満は感じられない。ホイールベースが延長されたおかげで、足元スペースにもゆとりが生まれた。

ルノー トゥインゴ センターメーター

ルノー トゥインゴ タコメーター

視認性に優れたデジタル式のセンターメーターを採用する。タコメーターはステアリングコラムに装着されており、スポーツカーのような雰囲気が漂う。

ルノー トゥインゴ シフトレバー

ルノー トゥインゴは、MTベースのシーケンシャルATを搭載する。ターボのトゥインゴGTは5速MTのみの設定だ。

ルノー トゥインゴ ラゲッジ

ルノー トゥインゴ ラゲッジ

リヤシートは左右独立してスライド可能なので、ラゲッジスペースを広く使いたいなら前方にスライドさせればいい。もっと大きな荷物を積みたいならリヤシートを収納すれば想像以上に広いラゲッジスペースが現われる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

質感がアップし居住スペースも拡大された

 ボディサイズは従来に比べてひと回り大きくなり、ホイールベースも延長されたが、それでもまだ十分にコンパクトなサイズ。日本の5ナンバー規格には余裕で収まるサイズだが、従来に比べてやや大きくなった分だけ室内空間が拡大され、後席にも余裕の空間が生まれた。
 インパネのデザインやドアの内張りの形状など、デザイン的な工夫をこらすことで、室内空間をより広く感じさせるような処理もなされている。またインテリア素材の質感も大きく向上しており、初代モデルではプラスチックが丸出しだったのがかなり変わった印象である。

右ハンドルでも自然なドライビングポジションを実現

 右ハンドルとなった運転席に座ると、まずペダルレイアウトの自然さに気づいた。左ハンドルを前提に開発されるコンパクトな欧州車は、どうしても右ハンドル車のペダル配置が苦しくなりがち。足を斜め左に出すようにして運転しなければならないクルマも多いのだが、今回のトゥインゴは右ハンドル車でも自然な運転姿勢が取れる。
 インパネ回りのデザインは従来と同様にセンターメーターの基本レイアウトを採用する。今回のモデルではタコメーターだけがステアリングホイールの向こう側に設置されており、これがちょっと目新しい感じだ。
 安全装備はEBD付きABSや、カーテン&サイドを含めた6つのSRSエアバッグなど、全体的に充実しているが、横滑り防止装置のESPはターボ仕様のエンジンを搭載したGTにのみ装備されている。

代表グレード
ルノー トゥインゴ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3600×1655×1470mm
車両重量[kg]
980kg
総排気量[cc]
1148cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
75ps(56kw)/5500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
10.9kg-m(107N・m)/4250rpm
ミッション
5速AT
10・15モード燃焼[km/l]
-km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
198.0万円
発売日
2008/11/7
レポート
松下宏
写真
森山良雄
スタイル インテリア 走り&メカニズム