注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:スズキ 新型ワゴンR

スズキ 新型ワゴンRの魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車研究所)

 現在日本で最も売れているクルマ「ワゴンR」がフルモデルチェンジされた。このところのガソリン価格高騰の影響で、コンパクトカーや軽自動車の注目度は日々高まっており、軽ナンバー1、国内ナンバー1のワゴンRはトップクラスの注目車といえる。

 93年のデビュー以来、それまでの軽自動車の「狭い」というイメージを一新したワゴンRは、現在の軽自動車のお手本的存在。その後、ライバルメーカーが次々と競合車種を登場させ、必ずベンチマークされてきた。軽自動車という限りある空間を上手に活かし、前後左右の空間だけでなく、上に広げることで小さい空間の圧迫感を無くしたことが成功のポイントだ。

 98年には軽自動車の規格も改定され、ややゆとりある設計となったが、「ライバルよりも少しでも大きく」と各社しのぎを削り室内空間の拡大を進めてきた。その集大成といえるのが4代目の新型ワゴンRだ。新型のポイントは室内の前後長を105mm拡大し、前後の乗員距離を140mmも広げたことにある。制限がある軽自動車でもまだまだ改良の余地があるという見本になるクルマだ。

 また、気になる環境性能は10・15モード燃費が最大23.5Km/L。ハイトワゴンの中ではトップクラスの性能を誇っている。ガソリンが安くなってきたとはいえ、まだまだ高価格で推移しているので燃費性能は購入の重要な要素だ。

 新型のワゴンRはこれまでの技術の集大成といえ、逆に言えば正常新化版なので面白みには欠けるかもしれない。しかし、堅実なユーザーにはとてもおススメできる軽自動車であるといえる。

今回のクルマ
Specifications
グレード
スティングレー TS
ボディサイズ
3395x1475x1675mm
エンジン型式
K6A型
総排気量
658cc
最高出力
64ps
最大トルク
9.7kg-m
10・15モード燃焼
21.5km/l
定員
4人
発売日
2008年9月26日
車両本体価格
\1,554,000

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リセールバリュー診断

 新型ワゴンRのリセールバリューは3年後最大67%のAランクとなった。これはスティングレーの場合で、ベーシックモデルは低い結果となるが、全車エアロ付のワゴンRの方が若いユーザーが多く、中古車市場でも人気が出やすい。パッケージ的にプラスアルファの魅力がある分高いということだ。

 その一方でワゴンRは日本で一番売れているクルマという事もあり、中古車の発生台数も多い。需要と供給のバランスで価格が決まる中古車の場合、市場に溢れ易いワゴンRは不利な面もある。しかし、今までも軽自動車のトップクラスのリセールバリューを達成していることから、新型ワゴンRの人気はゆるぎないものといえるだろう。

車両本体価格
\1,554,000
登録など諸費用
\141,000
値引き
\50,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
54〜67% A
約 \ 603,800

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