「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008」河口洋一郎/河口研究室

著名人を招いたシンポジウムなど盛りだくさん!

 10月23日から26日、東京・江東区の日本科学未来館と東京国際交流館において、デジタルコンテンツの祭典「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」が開催される。
 「DIGITAL CONTENT EXPO2008」では、音楽、放送、映画、ゲーム、アニメ、CG、3Dなどのデジタルコンテンツ産業に関連したさまざまなイベントや展示会が一堂に集まり、最新の研究成果や芸術作品を広く一般に披露する国際的なイベントだ。
 また、著名人を招いたシンポジウムや、トークセッションなども行なわれ、子どもから大人まで楽しめる盛りだくさんの4日間となっている。

見て体験して楽しめる展示の数々!

◆オリンパス株式会社/未来創造研究所「モバイルEye-Trek」

状況やライフスタイルに合わせて、日々の生活を豊かにする情報をタイムリーに受け取ることができるユビキタス時代のディスプレイ。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」オリンパス株式会社/未来創造研究所「モバイルEye-Trek」疑似体験
中央のメガネを覗いて疑似体験。東京駅の前で視線を向けると、東京駅に関する情報が空中に文字で浮かんで見える。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」オリンパス株式会社/未来創造研究所「モバイルEye-Trek」オリンパス株式会社/未来創造研究所「モバイルEye-Trek」
小型軽量なので、このようなイメージでメガネに装着することができる。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」オリンパス株式会社/未来創造研究所「モバイルEye-Trek」
表示サイズは、50cm先に3.8型画面。リアルタイム性と手がふさがらないことがポイント。

◆八谷和彦「OpenSky“M-02”」

「本当に飛行可能な航空機」として試作し、試験飛行を試みるプロジェクト。残念ながら、このような機体が“実現可能”なことを目的としているため、量産の予定はない。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」八谷和彦「OpenSky“M-02”」
宮崎駿氏原作のコミック・アニメーション作品「風の谷のナウシカ」劇中の航空機「メーヴェ」をモデルに。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」八谷和彦「OpenSky“M-02”」
もちろんモデル再現ではなく、飛行可能な機体としての性能を確保することが第一の目的だという。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」八谷和彦「OpenSky“M-02”」飛行写真
実際の飛行写真。

◆3Dゲーム

そのほか会場には、カーレーシングやゴルフなどの3Dゲームも展示されている。偏光メガネをかければ、きれいで迫力のある立体画像が体感できる。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」バンダイナムコゲームス「リッジレーサー7立体視バージョン」
バンダイナムコゲームス「リッジレーサー7立体視バージョン」
3Dでは実際に運転しているような錯覚で、よりゲームを楽しめる。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」ザルマンテック「2D/3DコンパチブルLCDモニター」
ザルマンテック「2D/3DコンパチブルLCDモニター」
一度3Dを体験すると、2Dでは物足りなさを感じるほどハマるとか。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」フローベル「ラウンドリーダー」
フローベル「ラウンドリーダー」
芝までリアルに、国内100ヵ所以上の名門コースをバーチャルラウンドできる室内ゴルフシュミレーター。

 

最先端!二足歩行ロボット

「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」人間型二足歩行ロボットの「HRP-2」

 会場内センターステージでは、人間型、恐竜型の二足歩行ロボットが登場し、デモンストレーションを行なった。
 人間型二足歩行ロボットの「HRP-2」は、人と同じ生活環境で共存して働くことができるだけでなく、踊り動作など人間の動作パターンを記録することもできる。
 一方、恐竜型二足歩行ロボットの「ティラノサウルス」は、恐竜の関節構造と歩行動作を可能な限り忠実に再現している。

「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」人間型二足歩行ロボット「HRP-2」
「会津磐梯山踊り」を披露した「HRP-2」。師範の踊りをモーションキャプチャーに取り込み、手の動きまで上手に踊る。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」人間型二足歩行ロボット「HRP-2」
バーをくぐる動作を披露。このように腰を下げながらの歩行もできる。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」人間型二足歩行ロボット「HRP-2」
自分の体重を支えることもできるので、人間のように寝転び起き上がることもできる。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」恐竜型二足歩行ロボット「ティラノサウルス」
硬い床やデコボコの床も歩けるように、1秒に何百回もの計算をしているという。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」恐竜型二足歩行ロボット「ティラノサウルス」
頭、あごのほか、まぶたを動かすモーターが入っているため、まばたきまでする。
「DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008)」恐竜型二足歩行ロボット「ティラノサウルス」
動きのリアルさが、間近で見るとコワイほど。

( レポート&PHOTO:CORISM編集部 )

【DIGITAL CONTENT EXPO2008(デジタルコンテンツエキスポ2008) 開催概要】

◆ 名 称 DIGITAL CONTENT EXPO2008
(デジタルコンテンツエキスポ2008) 略称:DC EXPO2008
◆会 期 2008 年10 月23 日(木)〜26 日(日)
◆会 場 日本科学未来館(東京都江東区青海2-41)
東京国際交流館(東京都江東区青海2-79) 他
◆料 金 入場無料 ※一部プログラムでは教材費が必要
※日本科学未来館の展示施設への入場は有料