ライター紹介

221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。

気合いの入った発表イベント「iQ experience」

 08年10月15日、トヨタから新型車「iQ」が発表された。全長3m以下の小さい車体で定員4人乗りという、全く新しい発想で創られた超小型車だ。新ジャンルへの参入に対して慎重なトヨタにおいて、これはちょっと珍しいことだ。その気合の入れようは、新型車のお披露目にも現れていた。千葉・幕張メッセにて行われた発表会イベントの模様を速報でお届けする。

会場中央に置かれた巨大なキューブが、ゆっくりと昇ってゆく。すると・・・

中から現れたのは、白と黒、計5台の「iQ」と、前衛的な衣装を着た女性パフォーマー3名だ。

光のシャワーの下で、iQと女性パフォーマーがゆっくりと進んでゆく。静かだが、印象的な演出だ。

史上初!?広大なホールでパフォーマンス

 東京モーターショーが開催されることで知られる千葉市の幕張メッセ。大型ホールに併設されたイベントホールで、トヨタ iQの新型車発表会「iQ experience」は行われた。おそらくこの場所で新型車がお披露目されたのは史上初のことではないだろうか。バスケットボールの試合が出来るくらい広大なスペースを舞台に、独自のパフォーマンスが繰り広げられた。

そして再び光の道筋に導かれ、女性パフォーマーとiQは去っていった。

再び登場したiQの中から現れたのは、マスクを被った男性パフォーマー。華麗なパフォーマンスを披露する。

小さなiQから男は1人、そして1人と現れ、最終的には4人が現れた。もちろんこれはマジックでも何でもない!

見事なパフォーマンスに圧巻!

 パフォーマーの演技のあと、iQ開発責任者のトヨタ自動車 トヨタ第2乗用車センター 中嶋 裕樹 チーフエンジニアの登場を皮切りに、iQの商品説明が展開された。中嶋氏は「これまでの常識を根本から覆す新発想のクルマ造り」だったとiQの企画について語る。続いて登場したサイモン・ハンフリーズ グローバルデザイン統括部長は、流暢な日本語でiQのデザインについて「自然界の造形美を基にした、有機的なダイナミズムだ」と説明した。最後に現れたトヨタ自動車の渡辺社長がiQを「マイクロプレミアムカー」の門出を祝しスピーチは終了。暗転した会場の奥からヘッドライトが見えるや、一気に26台ものiQが現れてきた!
 次々に整然と並んでゆくiQ。その間わずか1、2分。気付けば会場中にiQが勢ぞろいした。広大なアリーナ全体を使った、それは見事なパフォーマンスだった!

iQ開発責任者のトヨタ自動車 トヨタ第2乗用車センター 中嶋 裕樹 チーフエンジニア

iQのデザイン責任者、トヨタ自動車 サイモン・ハンフリーズ グローバルデザイン統括部長

トヨタ自動車 渡辺 捷昭 代表取締役社長

会場の隅から続々と「iQ」が出てきた!小さなiQが大挙してくる様はちょっとユーモラス。

次々と現れてくる色取り取りの「iQ」。順に整列してゆく様を、あっけに取られながら見守る。

圧巻!遂に総勢26台もの「iQ」が会場に勢揃いした!わずか数分の間の出来事だ。

アリーナが開放されると、報道陣やゲストが一斉にiQへと向かった。写真は、報道陣に取り囲まれたトヨタ自動車の渡辺社長。

「iQ」は、ビビットなカラーも良く似合う。しかし基本的にはシックなカラーが多い。ボディカラーは全部で9色が用意されている。

モーターショーに現れたコンセプトカーの時代から一貫して塗られていたテーマカラーホワイト(ホワイトパールクリスタルシャイン)のiQ。