日産 ゴーン社長とブラジル日産社長

市場ニーズに応えた仕様に

 日産は8月22日、グローバル市場向けに開発した「リヴィナ」シリーズの第1弾、第2弾モデルであるMPVの「グランドリヴィナ」とコンパクトハッチバックの「リヴィナ」をブラジルで生産すると発表した。なお日産にとって、同国における初の乗用車生産となる。
 また、「グランドリヴィナ」、「リヴィナ」は中国、インドネシア、南アフリカなどで発売されている。

日産 リヴィナ ジェニス/グランド リヴィナ(L10)
リヴィナ ジェニス/グランド リヴィナ(L10)
日産 リヴィナ(L10)
リヴィナ(L10)

 日産ではこれまで、ブラジルにおいて、「フロンティア」や「エクステラ」といった4輪駆動車のみを生産していたが、今回、生産車種に乗用車を加え、2009年に販売を開始する。

 また市場ニーズに応えるため、「リヴィナ」シリーズに初めて『デュアル・フューエル』エンジンを搭載。このエンジンは、ガソリンとエタノールの両用は可能だという。 「グランドリヴィナ」には1.8Lエンジンを、「リヴィナ」には1.6Lおよび1.8Lエンジンを搭載し、トランスミッションはオートマチックもしくはマニュアルが設定されている。
 さらにデザインは大胆でモダンなものとし、十分な室内空間を確保した。

 両モデルは、パラナ州クリチバ市の南15キロメートルに位置するサン・ホゼ・ドス・ピニャイス市にあるルノー・日産アライアンスの工場で生産される。