トヨタ「環境フォーラム」 トヨタ自動車 渡辺社長と握手を交わす 柏木 孝夫 東京工業大学 教授

トヨタの「研究開発」「モノづくり」「社会貢献活動」3つのアクションプランとは

トヨタ「環境フォーラム」 質疑応答

 トヨタは6月11日、都内で「環境フォーラム」を開催した。近い将来の低炭素社会に貢献すべく「研究開発」「モノづくり」「社会貢献活動」の3分野におけるアクションプランを明らかにした。
 まず研究開発部門では、97年から07年の10年間に国内で発表された新型車の平均燃費が約28%向上したことを発表。2010年を目指しさらに効率的な新エンジン化を実施する。また6月下旬には「電池研究部」を新設し、リチウムイオン電池を超える革新的な次世代電池の研究開発を行うことを明らかにした。また、代替燃料についてもさらなる研究を実施する。
 いっぽうモノづくりについては、生産活動におけるCO2低減の2010年目標が達成したことから、さらなるチャレンジ目標を追加した。
 さらに社会貢献活動については引き続き「森づくり」「人づくり」「地域づくり」を柱とする活動を各国・地域で実施する。

トヨタ「環境フォーラム」 ラジェント・パチャウリ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)議長
ラジェント・パチャウリ IPCC(気候変動に関する政府間パネル)議長からビデオメッセージが届いた。
トヨタ「環境フォーラム」 柏木教授の講演で提唱された「次世代型エネルギー供給インフラ」の模式図
東京工大 柏木教授の講演で提唱された「次世代型エネルギー供給インフラ」の模式図。
トヨタ「環境フォーラム」 トヨタの環境問題への取り組みについて語るトヨタ自動車 渡辺社長
トヨタの環境問題への取り組みについて語るトヨタ自動車 渡辺社長。

いよいよ今秋日本デビュー「トヨタ iQ」日本初お目見え!

今秋日本デビュー!「トヨタ iQ」(欧州仕様・プロトタイプ)

 また会場では、トヨタの環境に対する取り組みについて様々な展示が行われた。中でも、今秋日本での発売を予定する新型コンパクトカー「iQ」の展示が大きな目玉となった。3月に行われたスイス・ジュネーブショーで世界初公開されたiQだが、日本で報道陣に公開されるのはコレが初めてとあって大いに注目を集めた。また、このiQへの搭載をウワサされる新開発1.3リッター「INR-FE」型エンジンも世界初公開。ストップ&スタートシステムを採用し、クラストップの低燃費・高性能を誇るという。

「トヨタ iQ」(欧州仕様・プロトタイプ) リアビュー
「トヨタ iQ」(欧州仕様・プロトタイプ)のリアビュー。ボディサイズは全長2985x全幅1680x全高1500mm、ホイールベース2000mm。この極めてコンパクトなフォルムの中に、3+1人乗りという驚異の超高効率パッケージングを仕立てた。
「トヨタ iQ」(欧州仕様・プロトタイプ) 新開発「1NR-FE」型 1.3リッターエンジン
iQへの搭載がウワサされる新開発「1NR-FE」型 1.3リッターエンジン。ストップ&スタートシステムを搭載し最高出力101ps(約74kW)/6000rpm、最大トルク13.4kg-m(約132N・m)/3800rpmを発揮。燃費性能も従来型に比べさらに10%程度向上している模様だ。
「トヨタ iQ」(欧州仕様・プロトタイプ) 新開発 6速マニュアルトランスミッション
iQに搭載される(はずの)新開発の6速マニュアルトランスミッション。世界トップレベルの小型・軽量化を実施したことでフロントタイヤをより前方へ配置することが可能とし、iQの驚異のパッケージングを実現した立役者なのだ、おそらく(※公式発表はなし)。

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【トヨタ iQ 新車速報】今年最大の話題作を間近で見た!触った! 全長3mの超高効率パッケージ、今秋デビュー「トヨタ iQ」を速攻チェック!

【新車情報】  written by CORISM編集部 (2008.06.12)

トヨタは、今秋日本デビューを予定するコンパクトカー「iQ」のプロトタイプカーを国内で初めて公開した。トヨタ iQは全長3m未満の超コンパクトなボディに大人3人が乗れる超高効率パッケージングを誇る、今年最大の話題作となる1台だ。個性的なフォルム・インテリアをじっくりご覧あれ! >> 記事全文を読む


【ジュネーブショー2008】「トヨタ iQ」いよいよ生産開始へ…ジュネーブにトヨタ「iQ」市販化モデル出現!その“超高効率パッケージ”を披露!

【新車情報】 (2008.03.05)

トヨタは、3月4日から16日までスイス ジュネーブで開催される第78回ジュネーブモーターショーに超高効率パッケージカー「iQ」を出展した。 >> 記事全文を読む


自宅でエコ 低炭素生活のススメ

 トヨタのコア技術であるハイブリッドシステム。その進化版である「プラグインハイブリッド」のテスト車両も展示された。今のところ、2010年に日欧米でフリートユーザー向けの販売が決まっている。会場では、家庭向け太陽光発電での充電を実演。充電から走行までトータルのCO2削減が可能となるプラグインハイブリッドのメリットを訴求し、太陽光発電でもっとエコな生活が出来ることを提案していた。
トヨタ プラグイン ハイブリッドと太陽光発電の組み合わせ 自宅でエコに低炭素生活!

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【特集:トヨタの最先端ハイブリッド技術】走った!乗った!最新『プラグイン ハイブリッドカー』

【特集】 (2007.07.25)

トヨタ自動車は、プラグインハイブリッド車『プラグインHV』テスト車両の国土交通省認可を得た。これで、未来を創るハイブリッドの新たな技術が、公道上でもテストされることとなる。そんなプラグインHVにいち早く試乗出来るチャンスを得た!CORISM編集部員が乗った未来の走りはいかに! >> 記事全文を読む


新設計「トヨタFCスタック」を搭載した新型燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV-adv」
新設計「トヨタFCスタック」を搭載した新型燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV-adv」。先日国土交通省から型式認証を取得したばかりだ。
ブラジル向けカローラに搭載されたバイオエタノール対応エンジン
バイオエタノール対応エンジンを搭載したブラジル向け「カローラFFV」。バイオエタノール混合率100%(E100)にも対応する。
トヨタ環境フォーラム会場に訪れた鴨下一郎環境大臣
会場に訪れた鴨下 一郎 環境大臣。「環境サミット」と言われ注目を集める北海道・洞爺湖サミットを控え非常な多忙な中、トヨタの取り組みを熱心に見学をしていた。

( Photo&レポート:CORISM編集部 徳田 透 )

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新設計「トヨタFCスタック」を搭載し開発!新型 燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV-adv」

【新車情報】 (2008.06.10)

トヨタは、新設計の高性能燃料電池「トヨタFCスタック」を搭載した燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV-adv」を開発し、国土交通省から型式認証を取得した。 >> 記事全文を読む


トヨタ、「サステイナブル・プラント」活動を本格的にスタート

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【デトロイトショー2008】トヨタ、リチウムイオン電池搭載のプラグインハイブリッド車販売を発表

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トヨタは、1月13日、2008年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)において、2010年までに、リチウムイオン電池を搭載したプラグインハイブリッド車を、米国を始めとした地域でフリートユーザー向けに販売することを発表した。 >> 記事全文を読む


トヨタ、2010年から豪州でカムリハイブリッドを生産

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