トランクルームに常備していきたいお手軽カーケア用品

 草花の香りが心地ち良いこの季節。海へ山へドライブに出かける機会も多いとは思います。思い出に残る楽しいドライブですから、出発前には気合を入れて洗車をする方も多いとは思いますが、出先でのカーケアまで考えた事はないのでは・・・?
 数百キロにも及ぶロングドライブでは、出発の際にキレイだった愛車も意外な程汚れるものです。さすがに目的地でコイン洗車場を探し洗車しましょう!とまでは言いませんが、(筆者はやっていますけど)トランクルームに常備しておくだけで、カンタンにカーケアが出来る商品をご紹介しましょう。チョットしたことですが、クルマをキレイにキープできるものですので、参考になさってください。
(いずれもカー用品店にて200円程度で購入可能です。)

お出かけ先でのカーケアその�タイヤ編

使い捨てのタイヤワックス

 ↑タイヤがキレイだとクルマ全体が引き締まって見えるという話は以前にもしました。多少ボディが薄汚れていても、タイヤが黒々だとキレイなクルマに見えてしまうから不思議なものです。
 しかし、タイヤは直接路面に接しているだけに汚れやすい部位なのも事実です。出発前に丹念に塗り込んだタイヤワックスもロングドライブでは、回転による遠心力で皮膜が無くなったり、ホコリやブレーキダストが付着して、黒々感が失われます。そこで、使い捨てのタイヤワックスの登場です。いずれの製品も厚みを持たせた素材ですので、一枚で4本のタイヤの汚れを除去し、同時にツヤも出しますので、見違えるほど黒々状態に!これなら、トイレ休憩の間でもスマートに作業できますよ。

お出かけ先でのカーケアその�ホイール編

使い捨てのホイールクリーナー

 ↑次にホイール。行楽地に向かうロングドライブともなれば、その分、ブレーキを踏む回数が増えるのは当たり前ですが、代償にブレーキパッドやローターからの研磨粉(ブレーキダスト)がホイールに付着します。ちなみに筆者の愛車はいずれも欧州車ですが、オーナーにとってはクルマの美化を損ねる悩みの種であり、距離にして150キロも走れば、黒いホコリがホイール表面にまんべんなく付着してしまいます。
 そこで、これまた使い捨てのホイールクリーナーを使用します。ブレーキダストはしつこい汚れなので、ホイール一本につき一枚を使用しますが、サッとダストを掻き取り、付着防止のコーティング効果もあります。こまめにブレーキダストを除去することで、汚れの堆積を防ぎ、日頃のお手入れも楽になります。
 

お出かけ先でのカーケアその�ボディ編

使い捨てのボディクリーナー

 ↑これも是非常備して頂きたいのが通称「水なし洗車」でお馴染みの○クピカに代表されるウェット状の不繊布タイプ。私としては、水を使わずに洗車をする事はオススメしません。たとえわずかなホコリでも水を使わずに塗装面を擦れば、必ず細かい傷が刻まれるからです。
 では、この商品をどのように活用するかといいますと、若葉の緑が眩い新緑の山道を走ったりしますと、樹木から粘性の高い樹液が塗装面に付着し、ダメージを与えます。発見が早ければ、これらの製品で軽く擦るだけでカンタンに除去できます。また、塗装面に対して最大の天敵といわれる鳥の糞の除去にも使用できます。樹液、鳥の糞、共に除去が早ければ、塗装面を浸食から免れる事が出来ます。
 
 クルマの美化を保つという点からしても、このような事を日頃から敢行するだけで後に大きな差が出てきます。
 
 何より楽しいドライブを共にしてくれる愛車に敬意をもって出先でも最低限、このくらいのケアをしてあげましょう!

 

written by 外川 信太郎
職業:自動車ライター&カーグッズライター