輸出向け小型車、軽自動車OEM等も好調

 スズキの主力工場のひとつである湖西工場(静岡県湖西市)は、3月14日に四輪車累計生産1,500万台を達成した。
 湖西工場(現第1工場)は、1970年10月にスズキの軽乗用車系専用工場として生産を開始、1983年8月にはゼネラルモーターズ(GM)との業務提携に基づく小型車の生産工場として第2工場の操業を開始した。
 また2002年3月には第1工場に新組立ラインを増設するなど順次生産規模を拡大してきた。操業開始から30年目の2000年8月に累計1,000万台を達成してのち、7年7ヶ月後の本日、累計1,500万台に達した。
 1970年の生産第1号車は当時人気車種となった軽乗用車「フロンテ」で、その後「アルト」「ワゴンR」「Kei」「MRワゴン」「セルボ」「パレット」などの軽自動車や、「カルタス」「エリオ」「スイフト」「SX4」等の小型車を投入し、2007年(暦年)には78万5千台を生産した。
 現在も輸出向け小型車や、マツダ・日産向けの軽自動車OEM等も好調であり、フル稼働の状況が続いている。
 湖西工場では、累計生産1,500万台を記念し、津田紘社長が出席のもと記念式典が執り行われた。1,500万台目の記念車は軽自動車の「ワゴンR」だった。