広さと豪華さを感じさせるインテリア
インテリア回りのデザインはけっこう大きく変わった印象がある。従来のモデルはインストセンターに配置されるカーナビの周辺に多くのスイッチが設定されていた。これは運転中に圧迫感が感じさせたり、スイッチが分かりにくかったりした面もあったのだが、同時にクラウンらしい豪華さを表現するものでもあった。
それが今回のクラウンでは、割とすっきりした感じにまとめられている。日本語表記の大きなスイッチ類は、従来のモデルでも採用されていたが、今回の仕様はより判別がしやすくて確実な操作を保証するものだ。一段と操作しやすくなったのが今回のモデルである。
また木目調パネルの色調も落ち着いた感じのものになった。従来のパネルには木目らしさをいっぱいに表現したものだったが、それが今回のモデルでは濃い色のパネルに変わって雰囲気が一新された。
後席の広さは十分なものだし、快適性も極めて高いレベルにある。FR車なのでセンタートンネルは大きいが、その点を除けば後席の広さはオーナーが後ろに乗るためのクルマとして使えるものだ。後席のサイドウインドー用のシェードや、運転席から操作できる電動のリヤシェードなども用意されている。
最新の安全デバイスと快適装備が満載!
高級車らしい快適装備も満載されている。HDD方式のカーナビは一部の廉価グレードを除いて標準で装備されるし、同様に主要グレードにはスーパーライブサウンドシステムが標準で、オプションでプレミアムサウンドシステムも用意される。スマートエントリー&スタートシステムやオプティトロンメーターなども全車に標準だ。
安全装備は前述のVDIMが全車に標準となるほか、前後席のサイド&カーテンエアバッグや前席のニーエアバッグなどが標準。オプションでプリクラッシュセーフティシステムが装備され、その最上級仕様にはドライバーが目を閉じているのを関知して対応する仕組みや広報からの衝突にも対応できるような仕様が用意されている。