日産 新型「インフィニティ FX50」 エクステリア

「FX」らしい個性と力強さがさらに進化

 日産自動車は、スイス・ジュネーブモーターショーにて新型「インフィニティ FX50」を出展する。
 FXは、スポーツカーとSUVの要素を融合させた上級クロスオーバーモデル。03年より、北米などで日産の高級車ブランド「インフィニティ」から発売されている。ただし日本では未発売である。新型FXも、ひと目でFXと分かる個性と力強さを表現。中でも、大胆な形状のフロントグリルや異形ヘッドライト・リアコンビランプといった新しい造形で新型らしさを強調する。

日産 新型「インフィニティ FX50」 エクステリア
大径ホイールやアーチ型ルーフのキャビン形状などのスポーティな基本フォルムは、現行型「FX45」「同35」のイメージを踏襲する。
日産 新型「インフィニティ FX50」 リアビュー
新型FX50のリアビュー。フロントフェンダー後ろのエアアウトレットがプレミアムなムードをさらに強調する。
日産 新型「インフィニティ FX50」 インテリア
インテリアもイメージ一新。従来型に比べ豪華さがアップした印象だ。ステアリング裏にはマグネシウム製パドルシフトも装着される。

日産の先進技術がふんだんに盛り込まれる

 搭載されるエンジンは、新開発のV8 5.0リッター「VK50VE」型。最高出力390ps(287kW)、最大トルク500N・m。スカイラインクーペで初採用されたVVEL(ヴイベル・バルブ作動角・リフト量連続可変システム)により、高トルク、低燃費、低エミッションを実現しているという。
 組み合わされるトランスミッションは日産初の7速AT。これにアダプティブコントロール(ASC)やシンクロレブコントロールを組み合わせ、よりスポーティでスムーズな走りを実現する。さらに新開発の電子制御式ショックアブソーバー「コンティニュアス・ダンピング・コントロール」や、SUV車初採用となるリアアクティブステアなどを採用し、ハンドリングと乗り心地を両立させた。
 この他にも「アラウンドビューモニター」「インテリジェントクルーズコントロール(全車速追従機能付き)」「スクラッチシールド」など、日産の持つ最新先進技術がふんだんに盛り込まれた1台となっている。

 この新型FX、08年6月に北米で、同10月には欧州で発売される予定だ。なお、気になる日本でのデビューについては、今のところ発表はない。

日産 新型「インフィニティ FX50」 リアビュー

( Photo:日産自動車/レポート:CORISM編集部 )