サクラサク！祝“フィアット最新コンパクトカー”日本デビュー！新型「フィアット 500（チンクエチェント）」発表会レポート

サクラ！春！デビュー！

　2月22日、東京都千代田区のイタリア文化会館にて、3月15日に日本発売となる新型「フィアット 500（チンクエチェント）」の発表会が行われた。
　会場の雰囲気や趣きも一味違った今回の発表会では、「フィアット 500」の魔法が咲かせたという桜の中、一足先に“デビュー”にふさわしい季節、春を感じさせられた。

会場となったイタリア文化会館の1階フロアでは、2月23日から3月20日まで、フィレンツェ生まれの画家 ジュリアーノ・ゲッリ展「時のかよい路」を開催中。
所々の壁面に作品が並べられ、フロア中央にはゲッリ氏がボディを描いた「フィアット 500」が展示されている。

ゲッリ氏（上段写真）が「フィアット 500」に描いた作品は、緑の丘、しずく・水、月、雲などをシンボルとし、環境に配慮する「フィアット 500」と共通する“自然への賛歌”がコンセプトになっている。

記者発表会が行われたホールは、フィアット社創業者 ウンベルト・アニェッリ氏の功績をたたえ「アニェッリホール」と名付けられている。 「新型 フィアット 500」日本発表の場として、まさに最良の会場となった。

イタリア文化会館での日本導入発表に「これ以上の場所はない」と語った、広報本部長 サラ・セラリ氏。 「フィアット 500は完全に新しく、しかし変わらぬ個性はそのままに帰ってきました！」

「フィアット 500」復活のためにコミュニティの形成を行ってきたという、CEO ロレンツォ・システィーノ氏。 「400万人が発売開始前500日間に渡り参加した“ウェブコミュニティ500 Wants You”でのアイデア、期待、アドバイスが、世界マーケティングの基盤となり個性的なクルマを提供できることとなったのです」

フィアットカントリーマネージャー ティツィアナ・アランプレセ氏からは、「フィアットカフェ」が日本（東京・青山）でオープンすることが発表された。 「イタリア社会では、出会いと交流の最高の場はバール。これは世界共通で、新型 フィアット 500との出会いの場はカフェが最適な場所と考えています」

プロダクトマネージャー アンドレア・カラットリ氏からは、「新型 フィアット 500」の概要が語られた。 「新型 フィアット 500の強みの一つは安全性です。ESPとドライバーのニープロテクトを含んだ7つのエアバッグを備え、このサイズのクルマが高い安全装備を搭載しているのは初めてのことです」

また会場では、昨年8月に東京国際フォーラムにて行われた音楽イベント「NEW CLASSIC GIG in JAPAN'07」の映像が流れた。このイベントで「新型 フィアット 500」が初めて日本で一般に発表され、親しみを持たれるきっかけとなった。

フィアット 500！ルパン三世！モンキー・パンチ！

そして発表会終盤…「この方を迎えずには終えられない！」とサプライズが。フィアット 500といえばルパン三世！ということで、原作者のモンキー・パンチ氏（写真中央）が壇上に登場。「ルパンの新しい冒険を考えている」と、4月2日DVD発売となる、ルパン三世登場40周年記念作品『GREEN VS RED』の予告編が紹介された。
インタビューでは、予告編を見たシスティーノ氏（写真右）が「新型 フィアット 500は登場させてくれないの？」と聞くと、モンキー・パンチ氏は「今日（展示されている）あの新型 フィアット 500はなくなっているかも」と笑った。

発表会後には、琴の演奏や春をイメージした料理、お土産の「フィアット 500」特製どら焼きが用意され、招待者は最後まで春の雰囲気を楽しんだ。

イタリア文化会館前に展示されていた初代「フィアット 500」。その個性的な姿は目を引き、道行く人も立ち止まるなど注目を集めていた。

( レポート＆PHOTO：CORISM編集部 )

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