ハイパフォーマンスを安全に経験できるイベント『ランサーエボリューションX体感ミーティング』開催!!

ランエボXのポテンシャルを安全に体験可能

　ランサーエボリューションXのパフォーマンスを引き出す走りを一般の人でも安全に体験できるイベント『ランサーエボリューションX体験ミーティング』が開催された。今回は東日本会場の千葉県の茂原ツインサーキットでの様子をレポートしよう。
　気になる内容は、参加者のレベルや目的などに合わせて「ハイパフォーマンスコース」と「エンジョイコース」の2つのカリキュラムを用意。どちらのコースもレーシングドライバーの中谷明彦選手、ラリードライバーの奴田原文雄選手、そしてランエボXの開発ドライバーが講師として参加。さらにランエボXの開発者も交えてのトークショー、サイン入りポスターなどのグッズが当たるジャンケン大会など内容は盛りだくさんだ。

講師はレーシングドライバーの中谷明彦選手（写真右）やラリードライバーの奴田原文雄選手、そしてランエボXのテストドライバーが努める。

ランエボXのポテンシャルを引き出すドラテクを一般の人でも安全に体感できるのが魅力。通常の試乗では味わえない貴重な経験だ。

中谷選手や奴田原選手のサイン入りポスターなどのグッズが当たるジャンケン大会も行なわれ、実技走行以上（!?）の盛り上がりを見せた。

目的別に2つのカリキュラムを用意する

　午前中は上級者向けの「ハイパフォーマンスコース」からスタート。ランエボXならではのS-AWCやツインクラッチSSTを使いこなすための走行理論やドラテク講座の後、コースでのデモ走行が行なわれた。注目の実技はツインクラッチSSTやS-AWCシステムの効果を体感できるジムカーナ的コースやセミレーシング走行といった、かなり本格的なもの。走行中は無線での指示もあり、レクチャーはわかりやすくとても丁寧な印象。
　そして午後の「エンジョイコース」は、その名のとおりランエボXのポテンシャルを安全に体験できるお手軽コース。とはいえツインクラッチSSTやS-AWCのモードの違いによる走りの違いを知るには十分なもの。講師陣による同乗走行もあり、ランエボX独自の電子デバイスの効用などをわかりやすくアピールしていた。

ハイパフォーマンスコースでは、ジムカーナ的な低速コースとミニサーキット的な高速コースを用意し、本格的な走行体験ができる。

コース上にはS-AWCの性能を活かす最適なラインやクリッピングポイントをパイロンで表示。誰でも理想に近い走りを体感することができる。

ハイパフォーマンスコ−スでは、ドライビング理論やランエボXならではの電子デバイスを活かしたドラテクなどの座学も行なわれた。

ディーラー試乗では不可能な貴重な経験ができる

　ランエボXをはじめとするハイパフォーマンスモデルの性能は、一般公道ではなかなか出し切ることができないもの。ましてディーラーでの試乗ではS-AWCの効果などを体感することはまず不可能だろう。だが、こうしたイベントであれば営業マンに気を遣うことなく、安全にランエボXの性能を楽しむことができる。
　参加料は「エンジョイコース」が2000円、「ハイパフォーマンスコース」でも5000円と、とてもリーズナブル。充実したレッスン内容や参加者全員へのおみやげ、さらに昼食付きということを考えれば、まさにバーゲンプライスといえるだろう。今回は大阪の泉大津フェニックス、そしてこの茂原ツインサーキットの2会場のみの開催だったが、今後もこうした体験イベントの開催を計画しているという。免許さえ持っていればランエボオーナーでなくても参加できるので、気になる人は三菱自動車のHPなどをこまめにチェックしてみよう。

走行中は無線による指示があり、ラインやパドルシフトのタイミングなどもわかりやすい。また同乗走行では講師陣のドラテクを間近で見ることができる。

高速コーナーでの安定性や、ジムカーナ的コースでの回答性の良さなど、通常のディーラー試乗では不可能な走りも楽しむことができる。

普段はふれあう機会のないランエボXの開発者によるトークショーも開催。開発時の苦労など、興味深い話に参加者全員聞き入っていた。

会場にはグループN仕様のマシンも展示されていた。補助灯やルーフベンチレーターなどが、いかにもラリーマシンらしいところ。

軽量化のため走るのに不要な装備やアンダーコートなどが剥がされているのはもちろん、ドアの内張はカーボンで作り替えられている。

4点式のシートベルトやフルバケットタイプのシート、そして室内に張り巡らされたロールバーがスパルタンな雰囲気を醸し出している。

written by 近藤暁史

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