タイをメイン市場に120カ国に輸出

 日産自動車のタイ現地子会社であるサイアム日産オートモービル(サイアム日産)は19日、同社で生産する新型ピックアップ「フロンティア ナバラ」のシングルキャブを発表した。 同モデルは、日産が中期経営計画「日産バリューアップ」期間中に予定している28の新型車のうちの1車種。
 今回現地で追加投入した「フロンティア ナバラ」シングルキャブは、昨年1月に現地で発売した同車のダブルキャブ及びキングキャブをベースに開発したモデル。シングルキャブは、ダブルキャブ、キングキャブと同様、高い動力性能、耐久性と、快適な乗り心地を特長としている。同車に搭載する2.5リッターYD25DDTiコモンレールディーゼルエンジンはクラス最高の性能を誇り、5速マニュアルトランスミッションとの組み合わせで、業務用を中心とするシングルキャブのユーザーのニーズに応える。
 同車はタイがメイン市場となるが、既に一部の海外市場向けに輸出が開始されているダブルキャブやキングキャブに加え、同車も本年3月より順次輸出、また今後約120カ国に輸出される予定。
 なお、同車はバンコクの東20キロに位置するサイアム日産オートモービルのバングナ・トラッド工場で生産され、3月6日よりタイ国内の日産ディーラー網で一斉に販売開始される。