ボディの全長が4940mmもあり、ホイールベースも2800mmと長いので、室内空間は広くて当然という感じで広い。全幅も1845mmと拡大されているが、それ以上に拡大されたのがセンターコンソールで、CDなどの収納容量を拡大した他、運転席と助手席の間隔を大きく広げて高級車らしいゆとりが表現されている。
後席に座るとさらに広さを感じる。頭上にも足元にも余裕十分の広さが広がるが、特に足元はゆったりと足が組めるくらいの広さがある。これはまさに高級車の広さだ。
トランク容量も510Lと十分に大きい。奥行きをさらに深くしたほか、大きな開口部を持つので、かさばる荷物の積み下ろしも容易。しかも後席の中央部分にはアームレストスルー機構が設けられているので長尺物を積むこともできる。また後席の背もたれは一体式で倒すことかできるので、さらに大きな容量をとすることも可能だ。
ボディサイズやホイールベースの拡大は小回りの面では不利になり、ステアリングをいっぱいに切ったときの最小回転半径は5.7mとやや大きめだが、操舵量が少ないときには従来よりも小回りが効くような設計とされている。
快適装備はインダッシュ6連奏CDチェンジャー付きのオーディオやインテリジェント・デュアル・フルオートエアコン、電動リヤサンシェード、親水/ヒーテッドドアミラー+フロント撥水ガラス、ホンダHDDインターナビ(35iLに標準で35TLにオプション)などが装備される。
安全装備はACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)やCMBS(追突軽減ブレーキ)+Eプリテンショナーが35iLに標準で装備されるほか、VSA(横滑り防止装置)は全車に標準となる。