燃料問題に対するコルベットの取り組みを実証

 2008年のインディアナポリス500マイルレース(インディ500)で、際立った個性を放つ2台のコルベットが公式ペースカーを務める。1台は燃料問題に対するコルベットの取り組みを実証するZ06 E85コンセプト。もう1台はコルベットのペースカーとして30年の歴史を飾る、アニバーサリーエディション。
 Z06 E85コンセプトは、E85燃料用にカスタマイズされたもので、インディカーシリーズで全レースカーに使用されるE100燃料と同様、国内で生産される代替燃料E85を使用する。このペースカーのドライバーには、インディ500で2度の優勝経験を持つエマーソン・フィッティパルディが予定されている。

 一方、アニバーサリーエディションは、コルベットがインディ500で初めてペースカーを務めた1978年モデルの誕生30周年を記念したモデルで、ブラックとシルバーを基調としたボディカラーを採用。コルベットは、クーペ、コンバーチブル合わせて計500台の限定モデルを生産する意向で、各モデルにはケンタッキー州ボーリンググリーンにあるコルベットの組立工場で、フィッティパルディのサインが記されることになっている。
 第92回インディ500は2008年5月25日(日)に開催される。コルベットが公式ペースカーとして参加するのは今回で10度目となるが、これは自動車メーカーの中で最多回数となる