スズキは、中国江蘇省常州市に、二輪車の生産・販売を行う合弁会社「常州豪爵鈴木摩托車有限公司」を設立することを決定し、11月27日調印した。
 スズキは中国において、広東省江門市の「江門市大長江集団有限公司」(「大長江」)と1993年から技術提携により二輪車の生産を行ってきた。今回新たに「大長江」に出資を行っている「中国富洋実業」、「香港豪爵投資」とスズキの3社による新会社として合弁契約を締結したものとなる。
 新会社は、上海市から西に約160Kmに位置する常州高新技術産業開発区の土地に、鋳造、機械加工、エンジンおよび車体組立などを備えた工場を建設し、2009年春からの稼動を計画している。当初の生産能力は50万台で、排気量125ccを中心としたスズキ及び「大長江」独自ブランドの二輪車を製造し、「大長江」の国内販売網を通じて販売を行うという。