軽自動車は古くなると低価格の特別仕様車が登場する!
ガソリンが高騰しているので軽自動車の人気は高まっていますが、人気があるクルマは結構値段が高く、ターボ付だとコンパクトカーと変わらない価格のクルマも多いです。
そこで今売れているのが、登場してから年月が経ってしまい新鮮味がなくなってしまったモデルや、イマイチ不人気で販売が伸び悩んでいるモデルに設定される低価格車です。
最近のダイハツの軽自動車はキッチリ4年でフルモデルチェンジしてきますが、元々軽自動車のモデルサイクルは5年〜7年前後だったので、他のクルマは4年以上売っていると結構古く感じてしまうようになってきました。
そのため他車は価格を引き下げたグレードを用意したり、装備が充実した特別仕様車を設定して対抗しています。特別仕様車の多くは、装備を充実させて価格を抑えたお買い得なモデルが多いですが、中には装備を簡略化して価格を引き下げたクルマもあるので注意が必要なのです
ワゴンR、ライフ、ステラは値下げしたも同然だが…
そこでいくつか価格を引き下げたも同然の、お手頃なモデルを紹介しましょう。今年登場したワゴンRスティングレーは、ワゴンRをベースにしたカスタムモデルのような位置付けですが、同じエンジンを積むワゴンRよりも装備が充実しているのに安いお買い得感のあるクルマです。
また、ワゴンRにはリミテッドシリーズと呼ばれる、すでにシリーズ化されたお買い得な特別仕様車が常時設定されており、現在の売れ筋はこのリミテッドシリーズのFX-Sリミテッドとなっています。
女性に人気のライフも登場から4年以上が経過したこともあり、頻繁に特別仕様車を設定しています。価格帯も発売当初は一番安いベースモデルが100万円を切るぐらいの値段でしたが、最近はベースグレードの装備をさらに省略して90万円を切るCスーパートピックという特別仕様車が用意されています。
スバルのステラは登場してから1年半ぐらいしか経っていませんが販売がイマイチということもあり、ベースモデルのLのオーディオなどの装備を簡略化して4万円以上の価格の引き下げを行いました。さらに5MTも設定されたので、ステラも88万円台からの低価格設定となりました。
必要な装備が省かれている場合もあるので注意!
ただし、これらの低価格帯となった軽自動車にも落とし穴があり、安くなったことを素直に喜べない部分もあります。これらの安い軽自動車には、ABSが標準装備されないクルマがほとんどなのです(ワゴンRスティングレーは全車標準装備)。
特にライフCスーパートピックはベース車に標準装備されるABSを、価格を引き下げるためにわざわざ省略してオプション扱いにしています。それによって確かに価格は下がって買いやすくはなりますが、今どきABSを省くというのはどうかと思います。
ステラもベースモデルのLの価格は安くなりましたが、オーディオレスとなりグレードアップパッケージなるものを付けないと、かなり安っぽくなってしまいます。そう考えると価格が下がった旨味は実際はほとんど感じられません。
このようにモデル末期や販売が思わしくない軽自動車は、低価格をウリにするグレードや特別仕様車を設定してきますが、中には必需品ともいえる安全装備やオーディオまで省略しているモデルもあるので、買う時には装備内容をよくチェックして、本当にお買い得かどうかを見極める必要があるのです。
ABSがオプションになると装着率がかなり下がるようですが、ABSはオプションでも必ず装着しましょう!
クラウンのカタログ情報
- 現行モデル
- 令和5年11月(2023年11月)〜現在
- 新車時価格
- 730.0万円〜830.0万円
クラウンの在庫が現在49件あります
以下車両の保証内容詳細は画像をクリックした遷移先をご確認ください。